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アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2009/11/20

初読:25  入手先:図書館  読了感:須賀さんの作品は久しぶりに読んだ。KZとかBBしか読んでないもんだから、ローティーンの主人公でちょっと新鮮だった。主人公が友人とのかかわり方や学校での自分の身の置きどころで悩んでいるところなんか、自分の中学時代を思い出してちょっとほろ苦い。...

初読:25  入手先:図書館  読了感:須賀さんの作品は久しぶりに読んだ。KZとかBBしか読んでないもんだから、ローティーンの主人公でちょっと新鮮だった。主人公が友人とのかかわり方や学校での自分の身の置きどころで悩んでいるところなんか、自分の中学時代を思い出してちょっとほろ苦い。 ま~あ、冒頭から気になる感じのモノローグ(?)で、やっぱり気になる男(敷島)も出てきて、うん、いいわ。このままもーちゃんがどういう位置取りになるのか気になるなぁ。

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2009/10/07

少女小説で、ミリタリで、ファンタジー。 全4巻。自分的には須賀しのぶ最高傑作(異論は認める)。 かつ初須賀作品としてもオススメしやすいという素晴らしい作品。 軍服のオジサン達が当然に登場し、うら若い女の子が容赦なくしごかれ、過酷な運命を平然に背負わされるところは須賀作品らしいと...

少女小説で、ミリタリで、ファンタジー。 全4巻。自分的には須賀しのぶ最高傑作(異論は認める)。 かつ初須賀作品としてもオススメしやすいという素晴らしい作品。 軍服のオジサン達が当然に登場し、うら若い女の子が容赦なくしごかれ、過酷な運命を平然に背負わされるところは須賀作品らしいとしか言いようがない。 しかしこの作品、それと同時に、これまでに須賀作品に縁遠かった少女小説成分が最多です!(笑) 可愛らしい若人達(特にうち1名)に悶えること必至。 文章、設定、展開、キャラクター、すべての点においてソツがなく、安定度が高い。 現在の少女小説界で、須賀しのぶに匹敵する筆力を持った作家は数えられるほどしかいないと思います。 全4巻というシリーズものとしては少ない冊数ですが、その纏まりによって寧ろ、物語としての完成度が上がっていると思います。 須賀作品既読の方も、未読の方も是非。お薦めです。

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2009/10/04

ただの学園モノかと思いきや、そこは須賀しのぶ、みるみるうちに主人公がヘビーな世界へと放り込まれていきました。 今回のお話もソーゼツだわ。 初めて須賀さんの小説を読んだのは確か「キル・ゾーン」の時で、それからずっと読み続けているんですが、私的に外れのない作家さんの一人です。 今...

ただの学園モノかと思いきや、そこは須賀しのぶ、みるみるうちに主人公がヘビーな世界へと放り込まれていきました。 今回のお話もソーゼツだわ。 初めて須賀さんの小説を読んだのは確か「キル・ゾーン」の時で、それからずっと読み続けているんですが、私的に外れのない作家さんの一人です。 今回もね〜、陽菜がハバにされる件とか、すごくこう…酸っぱい気持ちになりました。 よくわかるんだわ、こういう状況の各々の気持ちがさぁ。 にしても今シリーズの主役である陽菜、好きになりかけていた自分に好意的な男の子が実は彼女の能力目当てに近付いてきただけだったり、継母と知っていつつも育ての母として心を開きかけていた人が実は彼女の能力を軍に報告する役目を背負っていたことを知ってしまったりと、前作流血女神伝の主人公カリエに負けず劣らずの不幸っぷり! それでもやっぱり須賀さんの書く主人公なので、腹を決めてからは強いでしょう。 どんな風に転がっていくお話なのか、かなり続きが楽しみです。 …どうでも良いけど、おそらく今作での青春担当なもーちゃん。 私勝手にスポーツ刈りのがっしり体型君を思い浮かべて読んでいました。 今改めて挿絵を見てびっくりです。美少年じゃーん!(笑)

Posted byブクログ

2009/10/04

ヒロインの娘さんが羽化前なのか、なんとももじもじされとってそれはそれであれだったのですが、シリーズものですから羽化後の姿が楽しみ。

Posted byブクログ

2009/10/04

軍事教練のある近未来の日本の話。学園な恋かと思いきや、そうそう上手く事は運ばない、と。期待を予想外な形で裏切ってくれるので、面白いです。設定的に「なるほど、そういうことが起こるかも」と思わせられるあたり、更にハマっていく感じ。主人公の精神的変化とともに、続きが楽しみです。

Posted byブクログ

2009/10/04

幼馴染みに思い切り馬鹿にされている主人公と、明るいほうへ思考を展開させない主人公が読んでいてとてもすっきりする。現実はそんなに桃色でもないし、光にあふれてもない。言葉の世界もこれぐらいの明るさがちょうどいい。

Posted byブクログ

2010/03/06

続き気になるなぁ。 KZからずっと読んでるけど、媒体がコバルトでいいんだろうか?と、何読んでも思う(笑) (私が実際のコバルト世代だったときのコバルトが、幽霊探偵局とか漫画家マリナとかジャパネスクの時代だったから尚更そう思うだけかも知れないけど)

Posted byブクログ