三国志 文庫版完結ボックスセット の商品レビュー
正史を下敷きに現代的テイストを加えた作品。 特に、呂布・張飛・周瑜が従来のイメージを覆す魅力的な漢に描かれていたのが印象的。
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俺は『大・水滸伝』シリーズのほうが好き。そして、その萌芽が『三国志』の随所に垣間見られる。 劉備が死んでからは、どうも盛り下がるしかない。あとは「泣いて馬謖を斬る」を描くしかない。 劉禅の無能ぶりを、マゾヒスティックなまでにデフォルメして描いてほしかったけど、悪趣味かな。
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吉川英治先生の三国志は何度もよんだが、 北方謙三先生の三国志は初めて読んだ。 あまりに解釈が違うのでストーリーも人物像も結構違う。 こちらの方が、描写が人間っぽい。 最後の終わり方があっさりしていて、こんなもんかと思ってしまう。
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三国志に熱を上げていた時期があって、その頃一気に読ませていただいた記憶。 登場人物それぞれが魅力に溢れていた中で、なぜか私が印象深かったのは張飛の晩年だったなぁ。彼らしさ故の切なさがあった。文庫を手元に残しておかなかったのを後悔している。
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学生時代に読了したもの。 関羽が退場する9巻から読みふけったが、一番引き付けられた人物は周瑜だろうか。彼の最期に見えた白帝城はおそらく幻覚であったものの、そこから続く彼の物語を見たかったと思っている。 演義などでは完全に孔明のかませ犬となっていたが、本来の周瑜はこうあるべきだと思っている。 司馬懿のマゾっぷりには笑ったのと、曹丕とのやり取りには部下と上司という関係では終わらないと感じた。
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夢に向かってただひたすら駆け続けるかっこよさ。強い人であればあるほど、臆病で、人間らしい。負けを知っている者が強い。出てくる人みんなが個性的で、おもしろかった。関羽が死に、張飛も死んだ時は悲しかったけど、最後読みおわる頃には毎日死ぬ気で生きてきた人は後世に確かになにかを残していくとおもった。
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何より書き手の、心のひだの機微をとらえる目にうっとりとした。陰陽、男同士の黙した色気、とにかく素晴らしかった。
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全巻を通して読んでしまった後で 寝床の、 手の届くところに 全巻を並べて置いておく、 そして 適当に手に触れた その巻の 適当なところから また 読み始める そのうち 睡魔がやってきて そのまま 眠ってしまう また 次の晩に 適当に手に取った… こんな 素敵な 読みかたが で...
全巻を通して読んでしまった後で 寝床の、 手の届くところに 全巻を並べて置いておく、 そして 適当に手に触れた その巻の 適当なところから また 読み始める そのうち 睡魔がやってきて そのまま 眠ってしまう また 次の晩に 適当に手に取った… こんな 素敵な 読みかたが できる そんな「三国志」であります
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人物の心理描写が他の三国志と異なり、人間臭くて感情移入がしやすい。実戦に怯える孔明の人間臭さなどとても共鳴できる。行動を産む想いとは?に焦点を当てている。ちなみに北方小説は野戦の食事が美味しそう。
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私がこうあってほしいと思う「三国志」です。特に呂布と許猪がカッコいい。皆にドラマがあって、まさに男の物語です。男なら一度は読んでほしい。
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