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だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2020/06/25

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA85169251

Posted byブクログ

2016/06/21

めくってもめくっても全く知らなかった世界や、見ないように言われていた部分を見せつけられて、時間がかかったが好奇心を刺激され、読み終えた。 こだわりの強い本屋に驚き、いくつもの類書のない本を作った人がいたことに感動した。まだまだ本は捨てたものじゃないと思わせてくれた。 誉め言葉はき...

めくってもめくっても全く知らなかった世界や、見ないように言われていた部分を見せつけられて、時間がかかったが好奇心を刺激され、読み終えた。 こだわりの強い本屋に驚き、いくつもの類書のない本を作った人がいたことに感動した。まだまだ本は捨てたものじゃないと思わせてくれた。 誉め言葉はきれい過ぎてひいてしまうところがあるが、著者の本への熱い思いが形になっている。それゆえに、どの本も誰かが叫ばなければ、表に出てこない現状を憂いている。 世界の本の存在をもっと身近に感じられたら、どれだけ心強いだろう。 今は本だけではない。一生かけても読みきれない蓄積の海をただ浮遊するのを楽しみたい。

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2015/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういう本がまだ出てきていて こういった本を取り上げる人たちがいるのは まだ希望の光があるのだと思います。 こんなすばらしい書評連載を 言葉だけで打ち切ったところもあったのですよね。 というか、本って売り上げも大事だけど それよりも大事なものになれるかなんですよね。 ベストセラーに興味がないのは 一部作られた感があるから。 たまにありますよ、がっかり本。 だから取り上げられない本たちがすきなのです。 本好きになりたい人は必読。

Posted byブクログ

2015/08/22

#『だれも読まない本は〜』ではない点に留意。(自分すら!)読まない本かもしれない……でも、買うんだよ!!の意気地に題だけで棒泣き。 #「BRUTUS」では絶対紹介されないような地方の、例えば人口70人の村の本屋。文学系でも政治系でもないため肩身が狭いロシアのヘヴィメタ地下出版誌...

#『だれも読まない本は〜』ではない点に留意。(自分すら!)読まない本かもしれない……でも、買うんだよ!!の意気地に題だけで棒泣き。 #「BRUTUS」では絶対紹介されないような地方の、例えば人口70人の村の本屋。文学系でも政治系でもないため肩身が狭いロシアのヘヴィメタ地下出版誌と、そのアナーキーな印刷方法(限定3部)。流行ってそうな古着屋CD屋の棚に勝手にミニコミを置いてきてしまう「万置き」って、なにその流通。ていうか、そもそも本っていったい何だっけ? と書籍の、書店のイメージをごんごん更新してくれるステキ本。 (2009/07/30)

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2014/12/07

ブックガイドブックは好きだ。とはいえ、古本や珍本・奇本の類に限られるけれど(笑) で、この本で紹介されている書籍の多くは、現在でも入手可能である。ただし、そのタイトル通り全く売れていないであろう… 著者は自重気味に語る。『自宅で夕食会というとき、それが金持ちの家だったら「友達...

ブックガイドブックは好きだ。とはいえ、古本や珍本・奇本の類に限られるけれど(笑) で、この本で紹介されている書籍の多くは、現在でも入手可能である。ただし、そのタイトル通り全く売れていないであろう… 著者は自重気味に語る。『自宅で夕食会というとき、それが金持ちの家だったら「友達も連れて行きたいんだけど」と言っても、用意が無いからと迷惑がられるだろうが、貧乏人だったら「いいよ、みんなでわけよう」ということになる。そう無理矢理信じて、僕もまた本を買い続けてきた。売れない本を作って、売れない本を買って……そうやって本まみれの無駄な人生を、いつか終えるのだろう』 売れる売れないと言う、もっとも基本的なスタートラインを結果的に飛び越えて(あるいはくぐり抜けて)、そうやって本バカは生きてゆくのか。絶版本はできるだけ僕が買って手元に置かなきゃ、いつかこの世から無くなってしまうと思う私も、馬鹿の末席に加われるだろうか(笑)

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2014/09/16

自分が読みたい本だけを全力で追い続ける!どんな恥ずかしい本でも他の本で隠してレジに持っていったりしない!紀伊国屋のカバーなんかかけない!そういう読書人に、私もなりたい。

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2013/03/10

うん、まさにタイトルを見て、「自分が書いたのではないか?」 と思わされたので買ってしまった。 ただ、著者の本好きと私の本好きは違うようで・・・。 著者は、ライターでもあり、まさに本の社会の内側に暮らしていて、 デザインとかサブカルチャー関係に造詣が深く、 そんな著者が選ぶ、日本や...

うん、まさにタイトルを見て、「自分が書いたのではないか?」 と思わされたので買ってしまった。 ただ、著者の本好きと私の本好きは違うようで・・・。 著者は、ライターでもあり、まさに本の社会の内側に暮らしていて、 デザインとかサブカルチャー関係に造詣が深く、 そんな著者が選ぶ、日本や世界の書店、出会ってきて感銘を受けた本を 紹介している。 紹介している本には「深い」本が多く、古書店などで高値が付いたりする ようなイメージ(実際にそうかは分かりませんが。) 書店も、店主・店員の強い思いが結実した感じの、コアな本屋が紹介されている。 私の買う本のイメージとはちょっと違うけど、機会があったら読んでみたい本もあった。 書店の方は、やはり私としては、「普通の街の本屋」に今後も通うだろうと思う。

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2012/07/07

ほんと人って面白い。 なんせ、こんな多種多様なモノを創る。 そして、そういうモノはあまり日の目を見ない。 しかし、都築さんはそういう本を掬い上げ、日にさらす。 なんだか、読み終わった時に天晴という気持ちにしてくれた、そんな 一冊

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2012/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごいタイトルですね。「本」を語るには、内容を論じるか、著者を描くか二通りありますね。ここに、1冊の「本」や「本屋」が実存する不思議、に届く書評集です。「本屋」を訪ね、「本」をむさぼり、「人」に耽溺する。写真やアウトサイダー・アート(独特なリアルの現場)にも独自の目配せが輝きます。『賃貸宇宙』『TOKYO STYLE』など若者の小部屋小宇宙の写真の仕事などでも比類のない存在感。 冒頭に足を伸ばした14の本屋探訪記掲載。鳥取市の定有堂書店もその一つに入っていました。

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2010/07/31

東京では出会えない個性派書店を求めて、人口2200人の山村から奄美大島、はてはタイ・バンコクにまで足をのばす。台湾の知られざるビジュアル・ブックの美しさに息を呑み、「今やらなければ間に合わない」と語る出版社主のことばに深くうなづく。「スキャナーのように」表面を完璧に写しとる写真家...

東京では出会えない個性派書店を求めて、人口2200人の山村から奄美大島、はてはタイ・バンコクにまで足をのばす。台湾の知られざるビジュアル・ブックの美しさに息を呑み、「今やらなければ間に合わない」と語る出版社主のことばに深くうなづく。「スキャナーのように」表面を完璧に写しとる写真家・篠山紀信や、「希有なジャーナリスト」でもあったデザイナー・堀内誠一ら、その時々に出会った人たちの仕事に心打たれる。気になる本と本屋を追いかけた、15年間170冊の書志貫徹。

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