松井冬子画集(1) の商品レビュー
描かれているものは、幽霊だったり、内臓だったりと、いわゆる恐怖の対象だけれど、とても美しい。 どんなに恐ろしいものでも、松井冬子の手にかかると美しいものに変化する。いや、元々それらは美しいものなのかもしれない。 下図ですら美しい。 絵画に恋をするというのは、こういう事なのか。 私...
描かれているものは、幽霊だったり、内臓だったりと、いわゆる恐怖の対象だけれど、とても美しい。 どんなに恐ろしいものでも、松井冬子の手にかかると美しいものに変化する。いや、元々それらは美しいものなのかもしれない。 下図ですら美しい。 絵画に恋をするというのは、こういう事なのか。 私は確実に恋をしている。 松井冬子の作品に恋をしている。 代表作の【夜盲症】や【浄相の持続】、【世界中の子と友達になれる】などを収録。
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作品と向き合うという事を見つめ直すきっかけになる。背筋が正される緊張感が作品から放たれてる。印刷ということをわすれてしまい見入ってしまう。
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美しいのにどこか見てはいけないものを見てしまったという、背徳感を感じました。ただならぬオーラが作品のひとつひとつから感じられる画集です。
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静岡での個展に行けなかった事が本当に悔やまれる。 「この疾患を治癒させるために破壊する」に心奪われます。
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4/20に放送されたETV特集を偶然見て、ものすごく惹かれてしまった末に画集購入。 どこに惹かれたのかというと、日本画家松井冬子の容姿端麗さではなく、「絵を描く」ことへの姿勢につきる。 私は、第三者が「絵を描く」という形の創作活動を見るのが元々ものすごく好きなんだけれども(その過...
4/20に放送されたETV特集を偶然見て、ものすごく惹かれてしまった末に画集購入。 どこに惹かれたのかというと、日本画家松井冬子の容姿端麗さではなく、「絵を描く」ことへの姿勢につきる。 私は、第三者が「絵を描く」という形の創作活動を見るのが元々ものすごく好きなんだけれども(その過程と出来上がっていく作品どちらとも)、松井冬子の作画の姿勢には、心打ち抜かれた感がある。 放送された番組は、デッサンから下絵、絹布への作画‥と観ることが出来て本当に心満たされてしまった。絵を描いてる時の松井冬子の眼がいいんだなぁ。 例え、その対象物が解剖したラットであっても、それは関係ないのだ。松井冬子の姿勢がたまらなくいいのだ。 という訳で、普及版を入手。 ‥しかし、当たり前といえば当たり前だけど、印刷物だと物足りなさをどうしても感じてしまう。。 下絵やデッサンも収録されてるのは、嬉しかったけどね。 (これが、またすんごくきちんと描かれてるんだよなー‥そしてそれが絹布に現れた時に独特の質感に転化されてるのが面白い) うーん。でも実物を見たいな、やっぱり。 個展が開かれたら、万難を排して伺いたいです。 ※ちなみに、前述のETV特集は6/20(金)深夜にNHK教育にて再放送決定です。 気になる人は見てみてください。私も今度はちゃんと録画したいと思ってます。 ※画集:松井冬子 ニ も5月末に発売済です。 6/1青山パルコブックセンターにてサイン会 開催しました。う、うらやましい。。
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