弁護士が教えるセクハラ対策ルールブック の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
さっと読める分量だったが、なかなか考えさせられる内容だった。 セクハラの分類には対価型と環境型という2つの類型があることは知っていたが、疑似恋愛型とプチ・セクハラ型という類型は初めて目にした。 上司が部下の女性に恋愛感情を抱いて上下の関係から部下の女性が断りきれない状況でセクハラ・トラブルを起こすのが疑似恋愛型、性的なからかいや軽いボディタッチ、食事やデートの誘いかけを日常的に行うのがプチ・セクハラ型。どちらもありがちなケースであろう。 また、「間接差別」という自分自身、普段はあまり意識していない差別についても注意を要すると感じた。 著者も言うように、「セクハラの要諦は先んじて相手のいやがりそうなことをしないという点にあります」ということなのだろう。気を付けたい。
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