人はなぜ治るのか 増補改訂版 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【きっかけ】心身医学的考え方を知るため 本を読み進めるスピードが遅いので一度手を置く。p.29まで読んだ。 ・ホメオパシーではまず個々の患者に特有な諸症状のパターンを見つける。そして健常者に投与すると似たような症状を引き起こす物質をひとつ見つけ出す ・ホメオパシーには次の法則がある 「類似の法則」健常者に特定の症状を起こす物質には、それと類似した症状を呈する病者を治す効力がある 「無限小の法則」正しく希釈されれば投与量は少なければ少ないほど病気に抵抗するからだの生命力それだけ効果的に引き出すことになる 「慢性病の法則」治療しても治らないのは以前に受けたアロパシー医学の治療によって体の奥に生じた何らかの障害が原因になっていると考える ・「必ず効く、という治療法はありえない」
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読むと、 現代医学に対する様々な疑問が湧き出してくる。人体の全体性に対する不遜な無知・・・こんな表現でアロパシー医学が批判されているのだが、病気になったらほとんどの人がアロパシー医学のお世話になっているのに、患者として納得 のいく治療が行われているのかという素朴な疑問は解かれ...
読むと、 現代医学に対する様々な疑問が湧き出してくる。人体の全体性に対する不遜な無知・・・こんな表現でアロパシー医学が批判されているのだが、病気になったらほとんどの人がアロパシー医学のお世話になっているのに、患者として納得 のいく治療が行われているのかという素朴な疑問は解かれるのだろうか。現代医学をもう一度考えてみるいい機会かもしれない。「現代医学と代替医学にみる治癒と健康のメカニズム」というサブタイトルがついている。(第2閲覧室 所蔵 492.5/W)今、図書館企画展示「この本がアツい!」にも展示されている。
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西洋医学と中医学の役割りなどを知り、民間療法を妄信しすぎず現代人らしく伝統医学に親しむ為のヒントが得られます。
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最近、医療関係の本を多く紹介していますが、これは極めつけ。 西洋医学の医師が、ホメオパシーやらカイロプラティックやら鍼やら灸やら、 世の「代替療法」というやつを自ら試し、体験し、 普遍的な治療というものはあるのか、 そもそも「病気が治る」とは、どういうことか、を探っ...
最近、医療関係の本を多く紹介していますが、これは極めつけ。 西洋医学の医師が、ホメオパシーやらカイロプラティックやら鍼やら灸やら、 世の「代替療法」というやつを自ら試し、体験し、 普遍的な治療というものはあるのか、 そもそも「病気が治る」とは、どういうことか、を探っていきます。 その結論は、以下のようなもの。 1.絶対に効かないという治療法は無い 2.絶対に効くという治療法も無い 3.各治療法は互いにつじつまが合わない (例えば、西洋医学と、ホメオパシーは、互いの理論が矛盾している) 4.草創期の新興治療法は、よく効く 5.信念だけで治ることもある 6.異常の結論を包括する統一変数は「治療に対する信仰心」である なんと、行き着いた最後の結論が「信仰心」だった、という。 本当のことって、結構、身も蓋もないことだったりします。 専門書、ってほど難解ではないけれど、読みやすい本でもありません。 ま、びっちりいろいろ書いてありますよ、ってことです。
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“整体に興味あるんです。”ととある人に聞いたらこの本を紹介されました。 西洋医学も含めた世の中のありとあらゆる治療法をレポートし、人の治るしくみを解説してくれます。読み物としてもとても面白い。 今まで“怪しい”と思っていたものまでが、“ああ、こういうことだったのね。”と納得できる...
“整体に興味あるんです。”ととある人に聞いたらこの本を紹介されました。 西洋医学も含めた世の中のありとあらゆる治療法をレポートし、人の治るしくみを解説してくれます。読み物としてもとても面白い。 今まで“怪しい”と思っていたものまでが、“ああ、こういうことだったのね。”と納得できる本。
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“絶対に効かない”“絶対に効く”という治療法はなく、患者と医師がその治療法を信じ、患者と医師が互いに信じ合うことの相互作用こそが、病気を効果的に治す上での信念だというのがこの本の一つの結論。 気持ちの持ちようによって病気は良くも悪くもなることを医学的に丁寧に説明している。 ...
“絶対に効かない”“絶対に効く”という治療法はなく、患者と医師がその治療法を信じ、患者と医師が互いに信じ合うことの相互作用こそが、病気を効果的に治す上での信念だというのがこの本の一つの結論。 気持ちの持ちようによって病気は良くも悪くもなることを医学的に丁寧に説明している。 そして、繰り返し用いられる“効力のある信念”とは、感情を揺り動かし、脳の下部にある中枢を通じて体に結びついている内臓レベルの信念を指す。そして、それは頭で考えたことだけでなく、体で体験したことから生まれるという。 著者の考え方を体系的に実践するのが「ホリスティック医学」で、日本でも注目されるようになっている。医学のあり方を考える上で参考になる。
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