桜姫 の商品レビュー
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舞台は歌舞伎だけど、異性愛主義が強く出ている話だった。途中で亡くなる子役の噛ませ方がいまいち軽く噛み合わず肩透かし。もっと歌舞伎を感じる展開を期待。
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大物歌舞伎役者の息子が幼くして亡くなった。その妹は自分が兄を絞め殺した夢を何度も見て、本当に自分が殺したんじゃないだろか?と思っていた。歌舞伎の話なのだが、歌舞伎を知らなくてもスラスラ読めた。真相は…そういうことかと思った。
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大好きな「サクリファイス」シリーズを含め、近藤史恵作品は8冊目の読了となりましたが、本書が「歌舞伎」シリーズとの出会い作です。 主人公は大物歌舞伎役者の娘・笙子、彼女は15年前に跡取り息子として期待されていた兄・音也が突然病死し、その後父のもとに引き取られた愛人の子とされています。 そんな笙子が苦しめられるのは自ら兄の首を絞め殺す夢を見ること。 誰も語ろうとしない音也の死。 本当は自分が兄を殺してしまったのでは... そんな苦悩を抱える彼女の前に現れたのが、兄・音也の親友であった若手歌舞伎役者の銀亰。 2人で音也の死の真相を探るというのが、本作の大筋です。 そこに大学を中退した後に、養成所を経て梨園に飛び込んだ大部屋役者・瀬川小菊が語り手の一方となり、学生時代からの友人で探偵の今泉文吾の協力を得ながら「伽羅先代萩」に子役として出演していた少年が劇場地下の大道具部屋で遺体となって見つかった事件の謎を追うという2本立てのストーリーとなっています。 「歌舞伎」シリーズで活躍するようですが、音也の死とは全くつながらない少年の死。 クロスする訳でもないこの筋書きの必要性が私には本作だけでは見出すことが出来ませんでした。 ただ音也の死に隠された秘密には驚愕させられ、その上積み分を含めて☆3つの評価。 「歌舞伎」にはうっすらと興味があったのですが、本作でドハマリとまではいけませんでした。 内容(「BOOK」データベースより) 十五年前、大物歌舞伎役者の跡取り息子として将来を期待されていた少年・音也が幼くして死亡した。それ以降、音也の妹・笙子は、自らの手で兄を絞め殺す悪夢を見るようになる。自分が兄を殺したのではないだろうか?誰にも言えない疑惑を抱えて成長した笙子の前に、音也の親友だったという若手歌舞伎役者・中村銀京が現れた。二人は音也の死の真相を探ろうと決意するが―。封印された過去の記憶をめぐる、痛切な恋愛ミステリー。 著者について 1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学卒。在学中に執筆した『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2007年に刊行された自転車ロードレースを題材にしたミステリー『サクリファイス』が絶賛を浴びる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 近藤/史恵 1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年、『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。以来、こまやかな心理描写を軸にした質の高いミステリー作品を発表し続ける。2007年に刊行した青春ミステリー『サクリファイス』で大ブレイク。08年、同作品で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ほぉー。そうかぁ。。が、読了後の感想。 全く予備知識のない歌舞伎が舞台なのに、ちゃんと分かるように描かれているのはさすが! あとがきを読むと、近藤さんは大の歌舞伎ファンとのこと。好きな分野だと、マニアックな事柄も常識のように感じられ、気付くと内輪受けな内容になってしまう…なんてことがありがちだが、初心者でもちゃんと話を理解し、楽しく読み進められるました。 今泉探偵はシリーズものみたいなので、他の作品も読んでみたい。
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桜姫のチケットが緊急事態宣言で紙切れになった腹いせに読んだ。スイスイ読めるけれど、オチがちょっと力技ぎみで、ふーーーん、、、となってしまった。あんまり救われない話。
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小乃原笙子(おのはら しょうこ)は歌舞伎の家の娘。 母と兄を失い、大物歌舞伎役者の父とは折り合いが悪く、家を出ている。 笙子は、15年前に10歳で死亡した兄の音也(おとや)を絞め殺す夢を何度も見る。 ある日、子供の頃、音也とよく遊んだ、という若手歌舞伎役者・中村銀京(なかむら ぎ...
小乃原笙子(おのはら しょうこ)は歌舞伎の家の娘。 母と兄を失い、大物歌舞伎役者の父とは折り合いが悪く、家を出ている。 笙子は、15年前に10歳で死亡した兄の音也(おとや)を絞め殺す夢を何度も見る。 ある日、子供の頃、音也とよく遊んだ、という若手歌舞伎役者・中村銀京(なかむら ぎんけい)が笙子の前に現れ、音也の死に疑問を抱いている、と言った。 “その子”が歌舞伎にかかわらなかったら、または歌舞伎の家に生まれなかったら、こんな悲劇は起こらなかったのかもしれない。 離婚をした母親に新しい恋人が出来た“その子”も、生物学的(?)医学的(?)に少し特殊なケースで生まれた“その子”も、話し合いや周囲の理解を得て、幸せに(あるいは普通に)成長して行くこともできたはずだが… 謎が解けて、意外な理由に驚いたが、笙子視点で読んできて、彼女に冷たく当たっていたように見えていた人たちの秘めてきた苦しみと戸惑いにも気づく。 笙子と京介が少しでも理解し合い、新しい関係を築けたらいいなと思う。
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真実を知った時の驚きはさほどなかったというか、あ、そういうやつね...という感じだったが、歌舞伎に詳しくない私でも、その雰囲気を楽しめたし、全体としては面白かった。 性別を2種類しかないものとすること自体は本気で見直す時に来ているだろう。 この小説では歌舞伎という特殊な世界の話として描かれていたけれども、結局2種類のみの性別に押し込めようとすれば、どこであってもこういった悲劇は起きるのだから。 子供の性別や能力によって親の愛情が左右されることも多々あるのだろう。 母親の愛情が深かったことが分かるだけに辛い。 最後は希望のある終わり方で良かった。
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なんだが腑に落ちないオチでした。主人公の心が折れちゃうと、そこに感情移入して入り込みたいのに、なんだか共感できない。 胡蝶殺しで歌舞伎の舞台は読んだので、内容もかぶってしまい、新鮮味がなかった。
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近藤史恵の桜姫を読みました。 歌舞伎の世界を舞台にした恋愛ミステリーでした。 歌舞伎役者を父に持つ笙子は精神的に不安定な女性です。 幼くして兄の音也を亡くし、母親も亡くしてしまった笙子は、なぜか兄を殺す夢を見るようになります。 笙子の前に音也の死の真相を突き止めたいという音也...
近藤史恵の桜姫を読みました。 歌舞伎の世界を舞台にした恋愛ミステリーでした。 歌舞伎役者を父に持つ笙子は精神的に不安定な女性です。 幼くして兄の音也を亡くし、母親も亡くしてしまった笙子は、なぜか兄を殺す夢を見るようになります。 笙子の前に音也の死の真相を突き止めたいという音也の友人だった銀京という青年が現れます。 笙子と銀京は調査を始めるのですが...
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