1,800円以上の注文で送料無料

国際法 の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/06/05

国際法の父と一般的に言われるグロティウスにおいては、 国家主権の観念は未だはっきりとその形を表していない。 むしろ、国際法は国家に対して超越的客観的に妥当するという点を 強調し、外国に対する干渉さえ認めていた。 自由にして独立の国家ということを思考の出発点にしたのは、 プーフェ...

国際法の父と一般的に言われるグロティウスにおいては、 国家主権の観念は未だはっきりとその形を表していない。 むしろ、国際法は国家に対して超越的客観的に妥当するという点を 強調し、外国に対する干渉さえ認めていた。 自由にして独立の国家ということを思考の出発点にしたのは、 プーフェンドルフ、ヴォルフ、ヴァッテルなどの学者であり、 国際法はグロティウスの思想を単純に発展させたのではなく、 18世紀を前後にして1つの転換点を迎えていた。 特にヴァッテルは近代国際法の形を整えたということで 重要。

Posted byブクログ