時を駆ける美術 の商品レビュー
あのセルフポートレイトの森村康昌ということで非常に期待したのだが、普通だったなあ。本人は前書きで、美術の副読本ならぬ服毒本だと書いているが、軽い美術エッセイって感じだな。毒はあんまりない。小学生相手に授業した話があるが、子どもじゃなくて大人として対したと書いてあって、なるほどと思...
あのセルフポートレイトの森村康昌ということで非常に期待したのだが、普通だったなあ。本人は前書きで、美術の副読本ならぬ服毒本だと書いているが、軽い美術エッセイって感じだな。毒はあんまりない。小学生相手に授業した話があるが、子どもじゃなくて大人として対したと書いてあって、なるほどと思ったけど、どんな内容の授業だったかが分からないので残念至極だ。どころどころにあるセルフポートレイトの写真はさすがに面白い。ロセッティの描いたジェーン・モリスの頭の髪型がまるで大きな脳みその形をした帽子をかぶっているようだと書いてあるのに、ほんとだほんとだと笑ってしまった。森村氏はカツラを4つも用意しなければならなかったそうだ。通天閣前のブリジット・バルドーのセルフポートレイトも最高!
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学生の頃、美術の授業が苦痛でたまらなかった。 自分の感性で絵画を見るのではなく、ただ単に情報を詰め込まれるだけだったからである。 この本を読み、森村泰昌さんに教えていただけたなら、とても楽しく美術に触れる事ができるだろうなー、と思えた。 小難しいことは何も考えなくていい。 まずは...
学生の頃、美術の授業が苦痛でたまらなかった。 自分の感性で絵画を見るのではなく、ただ単に情報を詰め込まれるだけだったからである。 この本を読み、森村泰昌さんに教えていただけたなら、とても楽しく美術に触れる事ができるだろうなー、と思えた。 小難しいことは何も考えなくていい。 まずは、自分の感じるがままに絵を鑑賞すればいいのである。
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