語り手の事情 の商品レビュー

酒見賢一(著者)

2009/10/04

ある意味ＳＦ（笑）。小説ならではの記述技巧に脱帽です。もっと評価されるべき、絶対。
笑える上にエロいところはちゃんとエロいのがまた凄い。

2009/10/04

「物語を構築すること」「物語を解体すること」など小説という体系に挑んでいる一冊。得てすれば風変わりな性的嗜好を持った人々が次々と訪れ、そこで様々な出来事が繰り広げられる毎回のゲストと、定まった主人公を取り巻くシリーズものの様だがそこは酒見賢一、まさしく「語り手の事情」を持ち出し、ただのシリーズ短編集にはなっていない。「ただのシリーズ短編集」として読んだ時も普通に面白い。

2009/10/04

変わった性的嗜好の持ち主や好事家が屋敷に集まるだけに、その展開も興味津々かつウキウキ。どちらかというとエロよりユーモアに富んでますが、ツボを押さえてます。押さえられました。

2009/10/04

2006年3月15日購入。16日読了。図書館で借りてかなり面白かったので文庫で買いました。文庫だと装帖がつまらん…。単行本手に入らないかなあ。