図解・症例 皮膚疾患の漢方治療 の商品レビュー
漢方治療には、標治と本治があります。 標治とは、いま一番困っている症状に対して行う治療で、現代で言うところの対症療法です。 一方本治とは、その症状を起こしている根本原因に対して行う治療で、体質や寒熱などの体のバランスなどを整えていくものです。 皮膚疾患についての標治と本治に...
漢方治療には、標治と本治があります。 標治とは、いま一番困っている症状に対して行う治療で、現代で言うところの対症療法です。 一方本治とは、その症状を起こしている根本原因に対して行う治療で、体質や寒熱などの体のバランスなどを整えていくものです。 皮膚疾患についての標治と本治について、わかり易く書かれているのが本書です。 特に後半、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎という一般的な疾患から、脱毛症、乾癬、掌蹠膿疱症など難治といわれている疾患まで、治療経過が写真で載っているのは大変参考になります。 こんなによくなるのか!というくらい症状が改善しています。期間も、早くて二週間、長くても一年半。 こういった治療が普及して行ってほしいと思いました。そしてそのためには、治療を受ける側も、本書などを読んで勉強していく必要があるのはないかと思います。
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