病む月 の商品レビュー
金沢出身の 唯川恵 の短編集 いろいろな女性が金沢を舞台に いろいろな恋愛をつむいで行きます
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どれも短いお話たちなんだけど、しっかりと余韻と暗さを残していきます。 玻璃の雨降る、が一番好き。 愛情でも気まぐれでも、こんな優しさを遺すなんてずるいだろう。
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女性を主役にしたサイコホラー短編集。どこかにありそう、どこかにいそうな事象や登場人物と、そこから思いがけず湧き出す狂気。じわじわとした恐怖を感じさせられます。 お気に入りは「過去が届く午後」。これ、ラストも怖いけど。そこにいたる道筋の方が怖いかもなあ。些細なもののほうがなんだか怖...
女性を主役にしたサイコホラー短編集。どこかにありそう、どこかにいそうな事象や登場人物と、そこから思いがけず湧き出す狂気。じわじわとした恐怖を感じさせられます。 お気に入りは「過去が届く午後」。これ、ラストも怖いけど。そこにいたる道筋の方が怖いかもなあ。些細なもののほうがなんだか怖いです。
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短編集で★5個付けられるのはなかなかないんですけど・・これは! 金沢を舞台にした10人の女性たちの物語。どれもこれもおもしろくてゾクゾクしながら読みました。少し哀しい女の性の描写が本当に絶妙。 どれもいいけど、あえて選ぶなら「いやな女」「川面を滑る風」「玻璃の雨降る」の三つを選び...
短編集で★5個付けられるのはなかなかないんですけど・・これは! 金沢を舞台にした10人の女性たちの物語。どれもこれもおもしろくてゾクゾクしながら読みました。少し哀しい女の性の描写が本当に絶妙。 どれもいいけど、あえて選ぶなら「いやな女」「川面を滑る風」「玻璃の雨降る」の三つを選びます。 「過去が届く午後」はなんか映像で見た覚えがある!と思いながら読んでたら・・やっぱり、世にも奇妙な物語でやってたらしい。
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金沢を舞台に10人の女性の10個のお話。どれも展開が面白くて、先が気になって一気に読んでしまった。怖いなと思うところも多いが、真をついているところもあり、内容の割りに読みやすかったし、他の作品も読みたくなる一冊。
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金沢を舞台にした「女」の短編集だが、どれもひとひねりあって面白かった。唯川さんの小説を読むのは初めてだが他にも読んでみたいと思わせた。2007/7
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怖いですねー。背筋がゾクゾクした。女の怖さ、醜さ、狂気。病んでいる女性ばかりだが、何故か美しい。表紙の花の美しさと同じように・・・。 金沢を舞台に十編が収録されていますが、私も金沢によく行っていたので、イメージしやすかったです。
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図書館。表紙がとても魅惑的。女なら誰にでも潜んでいる程度の狂気が目を覚ましたとき。。。の短編集。さらっと読めました。
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短編集。金沢を舞台に、各々の章の主人公たちが悩みやこだわり、恐れ、不可思議に直面し、常軌を逸した結末を迎える数々。『過去が届く午後』は、仕事で成功を収めるであろうとされた女性が専業主婦に、同じ職場で、才能がないとされていた女性がその道を極めたところから始まるスリラー。本来なら、私...
短編集。金沢を舞台に、各々の章の主人公たちが悩みやこだわり、恐れ、不可思議に直面し、常軌を逸した結末を迎える数々。『過去が届く午後』は、仕事で成功を収めるであろうとされた女性が専業主婦に、同じ職場で、才能がないとされていた女性がその道を極めたところから始まるスリラー。本来なら、私があなたで、あなたが私、と勘違いを起こした専業主婦から届く狂気に、不気味さがじりじり迫り来る。『聖女になる日』は、母性愛の切なさに胸が痛くなる。『愛される女』では、離婚を期に手放さなければならなかった3歳の娘と、12年ぶりの再会までに起こる、主人公とその母との確執の物語。あまりな結末に息を呑む。
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ミステリ色が香る作品が多かった。 それでいて、癖の余り無い文章書く方だなーと思った。 結構あっさり読めちゃう感じ。 それ故に可もなく不可もなく、そんな印象。 女は怖いね。けれど狂気は一種の魅力。
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