Zの悲劇 の商品レビュー
シリーズ第3弾。てが…
シリーズ第3弾。てがかりの提示の仕方が抜群にうまいです。真相解明のシーンは圧巻の一言。名探偵ドルリー・レーンの本領発揮です。
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レーンの身体の衰えか…
レーンの身体の衰えかたにはショックを受けましたが、頭脳は相変わらすです。死刑執行の場面などリアルで、ラストの犯人を追い詰めていく緊迫した場面は読んでいてドキドキしました。
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冤罪というテーマを扱…
冤罪というテーマを扱った、実はシリアスな作品。語り手の女助手も可愛いです。
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作品自体が書かれたの…
作品自体が書かれたのは「X、Yの悲劇」の翌年であるが、年代設定は両作から凡そ10年後となっていて、シリーズ登場人物の年齢や職業や役職にも各々変化が出ている。ドルリー・レーン物四部作の内の三作目。心なしか、「Z」をこじつけたような、また、「X、Yの悲劇」よりも精彩を欠いている処が残...
作品自体が書かれたのは「X、Yの悲劇」の翌年であるが、年代設定は両作から凡そ10年後となっていて、シリーズ登場人物の年齢や職業や役職にも各々変化が出ている。ドルリー・レーン物四部作の内の三作目。心なしか、「Z」をこじつけたような、また、「X、Yの悲劇」よりも精彩を欠いている処が残念。
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トリックとロジックに関してはXやYよりも劣っている感は否めない。犯行手順や動機に新規性はないし、読者にとっての容疑者もさほど多くはない。 しかし、ミステリドラマとしては非常に楽しめる。主人公が無鉄砲な若い女性というのも惹かれるものがあるし、物語の展開はドラマチックかつ映画チック...
トリックとロジックに関してはXやYよりも劣っている感は否めない。犯行手順や動機に新規性はないし、読者にとっての容疑者もさほど多くはない。 しかし、ミステリドラマとしては非常に楽しめる。主人公が無鉄砲な若い女性というのも惹かれるものがあるし、物語の展開はドラマチックかつ映画チックで本を読む手が震えた。 (ちょうど中盤で容疑者の裁判が行われることや、"全てを失う"パートで漂う緊張感がストーリーテリングとしてのおもしろさを高めていると思った) 以上より、本格ミステリとしてはXやYより少し劣るかもしれないが、エンタメとして十二分に楽しめた点で高く評価したい。
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やはりクイーンは最高だ。 小さな手がかりから見事な論理的推理で犯人の条件を絞り、容疑者が集う場所で消去法により犯人を特定していく。 あの場面は本当に興奮した。 死刑執行のシーンにも伏線を仕込むあたりはさすがとしか言いようがなく、そしてラストの"医者なら一大事なのだから念を入れて聴診器なども使ったはず"というあの推理には思わず声が出た。 伏線を回収しながらの見事な論理に脱帽。 次でドルリーレーンシリーズが最後と思うと少し悲しいが、シリーズものは4作ぐらいがちょうど良いのかなとも思う。
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全ての手掛かりを用いれば容疑者を次々と消去することが出来、最後に犯人だけが残る仕組みとなっています。「利き手」に関してはやや説得力に欠ける気がしますが、ドルリー・レーンの推理に概ね隙がなく、かなり完成度の高い作品だと思います。 ただ、事件が小粒なのと、犯人のアリバイや動機がノータ...
全ての手掛かりを用いれば容疑者を次々と消去することが出来、最後に犯人だけが残る仕組みとなっています。「利き手」に関してはやや説得力に欠ける気がしますが、ドルリー・レーンの推理に概ね隙がなく、かなり完成度の高い作品だと思います。 ただ、事件が小粒なのと、犯人のアリバイや動機がノータッチなのが残念で、前二作と比べるとやや落ちる印象です。
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読む前に調べた感触では、「X」や「Y」に比べ何枚か落ちる評判だった気がしたのですが、思いのほか楽しめました。レーン氏がミスった場面が印象的でした。
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今月の6冊目。今年の118冊目。 久々のエラリー・クイーン。正直、海外物を読んでいて、総じて思うことは、こんなに頁数いらないんじゃないの?ということ。文章中の表現や言い回しがしばしば適切なのかどうか判断しかねる。まあ、それはもしかしたら訳者の問題なのかもしれないけど。Zの悲劇は...
今月の6冊目。今年の118冊目。 久々のエラリー・クイーン。正直、海外物を読んでいて、総じて思うことは、こんなに頁数いらないんじゃないの?ということ。文章中の表現や言い回しがしばしば適切なのかどうか判断しかねる。まあ、それはもしかしたら訳者の問題なのかもしれないけど。Zの悲劇は、正直最後の詰め以外は、あまり面白いなーとは思いませんでしたね。もうちょっと、コンパクトだったら違っていたかも。
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ドルリー・レーン4部作の3作目。 前作までとは違い、ペーシェンスという若い女性探偵が語り手となっている。今までの重厚な雰囲気が薄れた代わりに読みやすくなっているが、これは賛否両論だろう。 ニューヨークの田舎町で上院議員が刺殺され、政治的陰謀が渦巻く中、巨大な刑務所を主な舞台と...
ドルリー・レーン4部作の3作目。 前作までとは違い、ペーシェンスという若い女性探偵が語り手となっている。今までの重厚な雰囲気が薄れた代わりに読みやすくなっているが、これは賛否両論だろう。 ニューヨークの田舎町で上院議員が刺殺され、政治的陰謀が渦巻く中、巨大な刑務所を主な舞台として事件と捜査が展開される。 特色としては、囚人の処刑シーンが念入りに描写されているシーンがあり、クイーンの死刑廃止の主張を感じることができる。そういう意味では時代に先行した社会派ミステリーとも言える。 本作でデビューしたペーシェンスだが、はっきり言ってあまり存在意義がなかった。前作から10年経っても未だ健在なレーン一人でほぼ全て解決できてしまうからだ。表題の「Z」の意味も無理やりなのは否めない。ということで、前作、前々作より一段落ちる評価。 個人的な見所は、ブルーノ知事(元地方検事)の雄姿。残念ながら本作が最後の出番となってしまったが、刑務所に突入するシーンは本当に格好良かった。
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