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若き実力者たち の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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各界の実力者?を独特…

各界の実力者?を独特の切り口で紹介している。彼らしい切り口で、個人をあからさまに批判しないまでも何となく読者に疑問を投げかけているようなところもある。中には現在も活躍されていらっしゃる方もおり、昔を知るにもいい本であったと思う。ある冒険家についての著作の中でつい最近ちょっとした話...

各界の実力者?を独特の切り口で紹介している。彼らしい切り口で、個人をあからさまに批判しないまでも何となく読者に疑問を投げかけているようなところもある。中には現在も活躍されていらっしゃる方もおり、昔を知るにもいい本であったと思う。ある冒険家についての著作の中でつい最近ちょっとした話題になったT氏が関係者として出ていた。T氏はある事件で服役していた人物である。意識せずに偶然読んでいたのだが、T氏の一旦を垣間見ることができ、また事件を違った視点で見ることが出来たと思う。

文庫OFF

2021/12/27

まだジャンボ尾崎が若く、河野洋平も上り調子の政治家で、市川海老蔵は先代のころの作品。 河野洋平氏の競馬にまつわる話と、ちょこちょこ栗林友二氏が登場するあたりが大変興味深かった。この時代の話はこの時代の本にしか載っていないわけで、非常に貴重。 畑正憲氏の「ムツゴロウ」の語源はWik...

まだジャンボ尾崎が若く、河野洋平も上り調子の政治家で、市川海老蔵は先代のころの作品。 河野洋平氏の競馬にまつわる話と、ちょこちょこ栗林友二氏が登場するあたりが大変興味深かった。この時代の話はこの時代の本にしか載っていないわけで、非常に貴重。 畑正憲氏の「ムツゴロウ」の語源はWikipedia上では出典なく議論になってるようだけれど、この本には編集者説が書かれてますね。

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2020/08/29

沢木初期の作品。50年近く前に書かれたもの。本棚に眠っていたものを取り出して読んだ。当時各分野で活躍している若手の人物12名についてのルポルタージュ。徹底的に取材して、深い洞察力で文章をまとめている。20代の若者が、これだけの大物に対等に伍し、取材を行う。実行力、コネクション力が...

沢木初期の作品。50年近く前に書かれたもの。本棚に眠っていたものを取り出して読んだ。当時各分野で活躍している若手の人物12名についてのルポルタージュ。徹底的に取材して、深い洞察力で文章をまとめている。20代の若者が、これだけの大物に対等に伍し、取材を行う。実行力、コネクション力が尋常ではない。毎回脱帽させられっぱなしだ。

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2019/06/26

自らが選んだ道をひたすら疾走する十二人の胸に秘められた情熱の旋律とロマンの軌跡を、共に酒を酌み共に旅して探る弱冠25歳のルポライターによる新鮮な人物紀行

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2010/12/12

凄い本を読んでしまった! 尾崎将司、唐十郎、河野洋平、秋田秋大、安達トウ子、畑正憲、中原誠、黒田征太郎、山田洋次、堀江謙一、市川海老蔵(先代)、小沢征爾といった若き実力者たちが凄いのは勿論、その12人を冷静な目で、その個性に合わせた語り口で表現する25歳の沢木耕太郎が何より凄い。...

凄い本を読んでしまった! 尾崎将司、唐十郎、河野洋平、秋田秋大、安達トウ子、畑正憲、中原誠、黒田征太郎、山田洋次、堀江謙一、市川海老蔵(先代)、小沢征爾といった若き実力者たちが凄いのは勿論、その12人を冷静な目で、その個性に合わせた語り口で表現する25歳の沢木耕太郎が何より凄い。 当時の若者たちは戦争経験で一度自分の意思と関係なく人生が流転していること、それをそれぞれが消化しようとしていることは戦争経験が人に及ぼす影響について興味をもたせる。

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2010/11/14

ムツゴロウさんとか、ジャンボ尾崎とか、そんな人たちの若い頃の輝きがすてき。でも、一番輝いているのは、インタビュアーである沢木さんご本人の溌剌とした筆致ぶり。

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2009/11/02

先日読んだ沢木耕太郎さんの作品に触発されて、、、というか(深夜特急)しか印象になかったので、他の作品も読んでみようと思い、「若き実力者たち」1973年刊(ふる~い)と「檀」を続けて読んでみた。 「若き実力者たち」は作家初めての作品で、1973年当時の各界若手実力者にインタビュー...

先日読んだ沢木耕太郎さんの作品に触発されて、、、というか(深夜特急)しか印象になかったので、他の作品も読んでみようと思い、「若き実力者たち」1973年刊(ふる~い)と「檀」を続けて読んでみた。 「若き実力者たち」は作家初めての作品で、1973年当時の各界若手実力者にインタビューした内容が記されている。 小澤征爾、市川海老蔵(今の団十郎)、河野洋平、山田洋次、堀江謙一etc。。。 中でも面白かったのは堀江謙一編~ 太平洋ひとりぼっちで脚光を浴び、その後の世界一周で失敗した翌年のインタビューだったので、人生の光と影を実感した堀江氏の姿がクッキリと浮かびあがっている。当時20代の作者の筆力はスゴイと思った。

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2009/10/04

沢木耕太郎25歳のときに発表された初の著書。当初の売れ行きは絶望的なものだったらしいと後に沢木自身が語っていますが、内容は絶品。河野洋平、畑正憲、中原誠、山田洋次、堀江謙一、小沢征爾といった分野の違う12人の「若き実力者」を取り上げたルポルタージュ。 1人につき1ヵ月の猶予し...

沢木耕太郎25歳のときに発表された初の著書。当初の売れ行きは絶望的なものだったらしいと後に沢木自身が語っていますが、内容は絶品。河野洋平、畑正憲、中原誠、山田洋次、堀江謙一、小沢征爾といった分野の違う12人の「若き実力者」を取り上げたルポルタージュ。 1人につき1ヵ月の猶予しかない中での取材・執筆によって生まれたこの作品を読むにつけ、沢木耕太郎=「若き実力者」のひとりだよと感じさせられます。 巨匠の復活 尾崎将司 廃墟の錬夢術師 唐十郎 疾走する野牛 河野洋平 過ぎ去った日々ではなく 秋田明大 華麗なる独歩行 安達瞳子 面白がる聖心 畑正憲 神童 天才 凡人 中原誠 錨のない船 黒田征太郎 望郷 純情 奮闘 山田洋次 人魚は死んだ 堀江謙一 十二人目の助六 市川海老蔵 沈黙と焔の祭司 小沢征爾

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2009/10/07

沢木氏の本。1979年。畑正憲・山田洋次・小沢征爾らの取材。いまの確たる地位を築いている人たちの過去を紹介している。面白い。

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