ぼくらは世界一の名コンビ! の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本当に著者は子どもをワクワクさせる能力に 長けているよなぁ。 早く背伸びして「ちょっと悪いこと」に 参加したいウズウズした気持ちこっちまで伝わってくるのよね。 いわゆる父子家庭が舞台の作品ですが 悲愴感は一切ありません。 むしろそこには子供の想像力を壊さなく 子どもが不条理な目に遭った時にしっかりと守る まさに理想の親がいます。 そんな親子が嫌われ者のえせ紳士を懲らしめるために ある計画をやってのけるのですが… 結果はおたのしみ。 だけれどもよほどそのえせ紳士 人望がなかったようですぞ?
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ロアルド・ダールのこのお話も正当性を問うなら到底肯定できるものではない!との声も聞こえそうだが、私はこの物語を否定(悪事を肯定するつもりはありませんが…)したくない。人の醜さ、いやらしさは今もなお、私たちや子どもたちの周りにあるのだから。村の医師や駐在員や牧師も加わる不文律はとて...
ロアルド・ダールのこのお話も正当性を問うなら到底肯定できるものではない!との声も聞こえそうだが、私はこの物語を否定(悪事を肯定するつもりはありませんが…)したくない。人の醜さ、いやらしさは今もなお、私たちや子どもたちの周りにあるのだから。村の医師や駐在員や牧師も加わる不文律はとても人間味を感じるし何よりもダニィ少年が、「どの男の子の父さんよりも、すばらしくて、わくわくしてくるほど素敵だ」と言わしめる父親の姿が羨ましい。世の父親よ、ダールの描く父親像に学ぶべきところがありそうです。
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【6/21】近図。図書だよりに紹介する本を物色がてら読んでみた。父の日にいいかな…と思って。こんな父さんがいたら最高だし、展開が楽しめる話なんだけど、広くみんなには薦めにくいかな…と掲載は断念した。
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