禅の本 の商品レビュー
他宗にあるような神秘性がほぼない、極現実主義。そういう自分に欠けてるものがあるから惹かれるんだろう。 やはりというべきか、濁してはいるが、現代の禅寺は話に聴くような厳格さも命がけの参禅といった雰囲気もないようで。
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最初の数ページがカラーなのだが、これだけで読む価値がある!と思った。無一物、忘れかけていた概念を呼び起こした。(無一物:仏に逢えば仏を殺せ。租に逢えば祖を殺せ。何事にも囚われず、縛られず、ただあるがままに自分を生きること。) 禅についてさまざまな面からかかれている本だった。 禅を科学する部分は時間の流れを感じさせるが、ほかは良い内容で、ガイドブックになっていたよ。
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巻末の禅問答30選、特に以下3つは味わい深い。特に南泉斬猫は、話を覚えて誰かに話して反応を愉しもう。 ・南泉斬猫(なんせんざんみょう) ・趙州洗鉢(じょうしゅうせんばつ) ・一期一会 冒頭の説明では「居る」の境地が、ボクの心に最も強く響いた。
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禅についてよく分かる本。 「仏に逢えば仏を殺せ、祖に逢えば祖を殺せ」これまで身にまとってきたものすべてを捨ててしまえ、という。 何ものにもとらわれず、縛られず、執着せず、たった今ここにいる自分こそが、真実。 この『無一物』という言葉が特に印象深かった。
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ある人が「せんがい和尚」に「めでたい言葉を書いて」と頼んだところ「祖死父死子死孫死」と書いたそうです。 ぱっと見ただけじゃあんまりめでたくなさそうですよね。 坊さんは一癖も二癖もあるんだな。三昧
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