血の絆 の商品レビュー
シリーズ物は別として、A.J.クイネル氏の作品の多様さにはいつも驚かされます。 普通に考えれば、旅の途中で出会った方々とそれほど親密かつ固い絆で結ばれ、危険極まりない冒険に乗り出すなんて信じられないのですが、この作品ではごくごく自然に、メンバー4人の友情と愛情が描かれています...
シリーズ物は別として、A.J.クイネル氏の作品の多様さにはいつも驚かされます。 普通に考えれば、旅の途中で出会った方々とそれほど親密かつ固い絆で結ばれ、危険極まりない冒険に乗り出すなんて信じられないのですが、この作品ではごくごく自然に、メンバー4人の友情と愛情が描かれています。 読んでいるとその風景が頭に浮かぶようです。 帆船で航海、してみたいなぁ… カースティの息子ギャレットの捜索および救出というのが旅のメインですが、緊張する部分はいくつもあるものの、海洋冒険小説として素直に楽しむことができました。
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クイネルの作品は、ストリーが、やはりいい。 はじめのざわざわしたシチュエーションから、 徐々に、一つの物語を作っていく。 こんな風に物語を描くことができたらすばらしいことだろう。 人間の生き様がすてきである。 息子というものについての母親の直感。生きているという確信。 また...
クイネルの作品は、ストリーが、やはりいい。 はじめのざわざわしたシチュエーションから、 徐々に、一つの物語を作っていく。 こんな風に物語を描くことができたらすばらしいことだろう。 人間の生き様がすてきである。 息子というものについての母親の直感。生きているという確信。 また、なぜ生きているかということに対する道具立て。 一人一人の人間がストーリーのなかで、変化していくたのしさ。 人間の可能性のすばらしさ。生きていることの楽しさがある。 やはり島でゆったりと 生活することのすばらしさ。 こんな風に描けるといいな。
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【参考ウェブサイト】 A. J. Quinnell - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/A._J._Quinnell 作家 A・J・クィネル A. J. Quinnell http://w...
【参考ウェブサイト】 A. J. Quinnell - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/A._J._Quinnell 作家 A・J・クィネル A. J. Quinnell http://www.ne.jp/asahi/kitora/shu/books/j-ajq.htm A.J.Quinnell @ Tony Mortlock's Home Page http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell.html MY VISIT TO GOZO AND A. J. QUINNELL http://web.singnet.com.sg/~tonym/gozo.html A. J. Quinnell - Biography http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell-biography.html A.J.クィネルの若かりし頃の映像↓↓ Philip Nicholson (A. J. Quinnell).wmv http://www.youtube.com/watch_popup?v=nxsrnmMTD5s#t=82s&vq=small そして、写真など Ghajnsielem.com - Philip Nicholson (A. J. Quinnell)http://www.ghajnsielem.com/biographies/index.html http://www.ghajnsielem.com/biographies/philipnicholson.html http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/ http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/images/197493/65.jpg
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この本が出たときに買った。1985年大学3年の冬だった。北上次郎が本の雑誌でベタ褒めだったから。でも読まなかった。カバー裏の「家出した一人息子」を探しに行く未亡人の話とあるのが気に入らなかったから、なかなか読む気になれなかった。言い方が悪いけれど、女が主人公の冒険小説じゃなあとい...
この本が出たときに買った。1985年大学3年の冬だった。北上次郎が本の雑誌でベタ褒めだったから。でも読まなかった。カバー裏の「家出した一人息子」を探しに行く未亡人の話とあるのが気に入らなかったから、なかなか読む気になれなかった。言い方が悪いけれど、女が主人公の冒険小説じゃなあという思いがあった。面白いかも知れないけれど、俺が今読みたいのとは違うかも・・・と思っていた。「ごめん、北上さん、あなたの言う通りでした。す〜ごく面白かった、何で今まで読まなかったのかと、後悔した。でも考えようによっては、20歳そこそこの若造にはこの話はわからなかったかも知れない。48歳の冴えなかったラメッシュや、主人公?未亡人カースティの魅力にめろめろ、新潮社さん、なんでこんな面白い本が品切れなんですか?さらにたなぞう管理人さん、何でこの本の画像がないの?許せん。
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