それでもやっぱりがんばらない の商品レビュー
鎌田實さんが書かれた本、ブクログ登録は2冊目。 鎌田實さん、どのような方かというと、ウィキペディアで確認しておきます。 鎌田 實(かまた みのる, 1948年6月28日 - )は、日本の医師、作家、社会運動家。東京都立西高等学校、東京医科歯科大学医学部卒業。地域医療従事者。 ...
鎌田實さんが書かれた本、ブクログ登録は2冊目。 鎌田實さん、どのような方かというと、ウィキペディアで確認しておきます。 鎌田 實(かまた みのる, 1948年6月28日 - )は、日本の医師、作家、社会運動家。東京都立西高等学校、東京医科歯科大学医学部卒業。地域医療従事者。 で、今回手にした、『それでもやっぱりがんばらない』。 いつもながら、ホッとする内容になっています。 その内容は、次のとおり。(コピペです) 胃がんの父親を父らしく逝かせてあげたいと、懸命な介護をした母娘。「死にたい」と言いだした春さんの心を力づけたケアマネージャー。乳がんの女性が選んだ、夢をあきらめない治療。ベラルーシのタチアナ先生が子どもたちに言い続けた「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。世界中の"いのち"を丁寧に生きる人たち-"病"だけでなく、"心"も受けとめる優しい医療をめざして奮闘する医師のエッセイ集。
Posted by
がんばらなくちゃ!と思いながら、気持ちが追いついて来ず、とても辛い時期に出会った1冊。鎌田先生の「優しさ」や「医療に向き合う姿勢」を尊敬します。生きるって、大事なことなんだと気づかされました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
医学は今、アメリカを見習ってエビデンスにこだわろとしている 他者を見失った文明の中で、この国の医療は、他者の苦しみや辛さを共感できなくなってしまった 人間みんな、同じなんだ、心をときめかしたい。時たまでいいんだ 生命は「生」の延長上に、あるいは対極上に「死」があるのではなく、「生」のなかに「死」が混在しているのだと僕は知った 誰かのために生きたい 人生にとって大切なもの何かはと聞かれたら、人はつながりのなかで生きているという事実と、小さな夢と応えようと、今は思っている 体と心はつながっている。体に病気があるときに、心に刺激を与えることはとても大切なのだ どんな人も、誰かに何かを赦されている。きっと 家族はあるものじゃなくて、つくるもの
Posted by
「がんばらない」が良すぎて、買わずにはいられませんでした。やっぱり良かった!他者への想像力。常に持って生きていきたい。
Posted by
深い 。でも重過ぎず すっと入ってくる内容。様々な死が描かれているのに心が温かくなる。「前の病院では"何がしたかったのですか"と聞かれ、この病院では"これから何がしたいですか"と聞いてくれる。私、生きてていいんですね。嬉しい」のフレーズがと...
深い 。でも重過ぎず すっと入ってくる内容。様々な死が描かれているのに心が温かくなる。「前の病院では"何がしたかったのですか"と聞かれ、この病院では"これから何がしたいですか"と聞いてくれる。私、生きてていいんですね。嬉しい」のフレーズがとくに印象的。「ひたすら命を救う」よりも「とことん命と寄り添う」医療。病を診るだけでなく心を受け止める医療。治療や延命に気を取られて大切な事を忘れてないかと医学界に問うている。患者本人が望んでいる事を理解し尊重し 自分に出来る事を探して動く。医療関係者達と 限りある命を丁寧に生きる人達の話。「がんばれ」しか言わない親から育てられた子供は辛い。「がんばらない」は「怠けていい」という意味ではない。「頑張り過ぎないで欲しい」 だけど「投げ出さないで」「諦めないで」という意味が込められているとか。いくつものエピソードで構成されていて、上記の台詞が出てきた「希望の育て方」の章や、最初の桜の話や元プロ野球選手の話はとくに素敵だった。
Posted by
「それでもやっぱりがんばらない」2 著者 鎌田實 出版 集英社 p298より引用 “がんばりたくても、がんばれない人もいる。” 医師である著者による、患者達との交流を記した一冊。 命を守るコツについてから家族の力についてまで、著者の豊富 な経験を元に書かれています。 ...
「それでもやっぱりがんばらない」2 著者 鎌田實 出版 集英社 p298より引用 “がんばりたくても、がんばれない人もいる。” 医師である著者による、患者達との交流を記した一冊。 命を守るコツについてから家族の力についてまで、著者の豊富 な経験を元に書かれています。 上記の引用は、あとがきにかえての中の一文。 誰にでも出来ることと出来ないことがあると思うので、無理をし ない範囲で行動しようと思います。 しかし無理をしなければ前に進めない事もあると思うので、何処 で無理をするかの判断が大切なのではないかなと思います。 ーーーーー
Posted by
博学で文が切れる 日記のような短編エッセイ集とでもいえばいいのだろうか メジャーな世界の人に違いないのだろうけれど ある種のアウトサイダー的要素を捨てられずに我を通してきたのでは? 頑張らないと言いつつ自分は頑張ってしまう人 ともかく自分を忘れないようにしながらも一生懸...
博学で文が切れる 日記のような短編エッセイ集とでもいえばいいのだろうか メジャーな世界の人に違いないのだろうけれど ある種のアウトサイダー的要素を捨てられずに我を通してきたのでは? 頑張らないと言いつつ自分は頑張ってしまう人 ともかく自分を忘れないようにしながらも一生懸命に生きてきた 情の人なのだろう この50年ほどで情が垢抜けていないみっともないものとされてきた 誰もが責任を押し付け合わない暗黙の無責任社会を演じることが カッコいいような風潮を流行らせて来た その裏で姑息に私利私欲に長けたずる賢い人が成功者として地位を得てきた すべてが金に換算される無個性社会になって感性は消えた 美も愛も金銭で評価されて蓄財となる 金融時代では姑息な搾取で塗り固められた多いな壁が世界を支配している あきらめずに頑張ないためには 個々がどこへ行こうとしているか どんな人的つながりを作ろうとしているのか 最初にその選択が個々に求められることだろう
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
病気や怪我の後のような、その時点では自分ではなんともならないことがあることは理解できる。何かをがんばっていないといけないと思う気持ちもある。 それでも、やっぱりがんばらないことも大事かもしれない。 「命を守るコツ」として、「言葉を受けとめるということ」、「命につきあう」、「言葉が見つからないとき」など。 なんともならないことと、なんとかするというような意気込みではなく、淡々とやっていればよいことがあるのではないかということを思いました。
Posted by
死を宣告され、余命いくばくもなくとも、人間性を失わず、周囲に希望すら与えて生き、そしてこの世から消えていく人たち。これを読んで何度も泣いた。そして当たり前のように享受している日々に深く感謝した。
Posted by
http://lovelove1212.cocolog-nifty.com/pharmacist/2009/06/post-ec45.html
Posted by
- 1
- 2