私家版 日本語文法 の商品レビュー
軽妙洒脱な語り口だが、内容は重厚なのはさすが。言葉について色々思うところがあったが、なんとなく同じことを考えている人がいるんだなぁと同意するところ多し。昭和56(1981)年に出版されたものだが、古くならない。
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井上流の日本語と文法にかかわるエッセー。例文が面白い。なんと、「は」と「が」についての考察には、デヴィ夫人へのスカルノ元大統領のラブレターが取り上げられている。
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日本語文法は難しく、面白味のないイメージだが、著者がわかりやすく説明している。 助詞「が、は」等の違いがとても分かりやすく、よかった。 読点が多い。少ないの違い。 !?は公的な文字として認識されていない。 漢字の大切さ。 同音異義の多い理由。 などの情報が書いてある。
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著者が日本語文法について語ったエッセイです。 一方で橋本進吉、山田孝雄、時枝誠記らの文法について紹介し、他方では谷崎潤一郎から丸谷才一までの『文章読本』について論じ、さらには著者自身の「偏痴奇論」が展開されるという次第で、感心させられたりニヤリとさせられたり、とにかく楽しんで読...
著者が日本語文法について語ったエッセイです。 一方で橋本進吉、山田孝雄、時枝誠記らの文法について紹介し、他方では谷崎潤一郎から丸谷才一までの『文章読本』について論じ、さらには著者自身の「偏痴奇論」が展開されるという次第で、感心させられたりニヤリとさせられたり、とにかく楽しんで読めました。 文法の授業と言えば無味乾燥の代名詞みたいなものですが、それを材料にここまで遊んでみせる著者の才能には、舌を巻くほかありません。 例文もいちいちおもしろくて、読者を飽きさせません。
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井上ひさしさんの文章がユーモアがあって大変楽しいのは、いつものことである。 本書は「私家版 日本語文法」という書名であるが、純粋に文法に焦点を絞っているわけではない。その部分が予想と違っていて少し期待と違う内容であった。 学者が語る「文法書」とは一風変わった視点で書かれており、楽...
井上ひさしさんの文章がユーモアがあって大変楽しいのは、いつものことである。 本書は「私家版 日本語文法」という書名であるが、純粋に文法に焦点を絞っているわけではない。その部分が予想と違っていて少し期待と違う内容であった。 学者が語る「文法書」とは一風変わった視点で書かれており、楽しんで読める本である。
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小説家井上ひさし氏による最近(昭和50年代後半)の日本語文法に関する考察。 こむずかしい文法の話もこの人の手にかかると面白い。下世話なワイドショーのように興味本位で楽しめる。 文法は面白い。 自分自身も含めて誰もが文法という法則の中に生きている事に気付いておらず、先に知った...
小説家井上ひさし氏による最近(昭和50年代後半)の日本語文法に関する考察。 こむずかしい文法の話もこの人の手にかかると面白い。下世話なワイドショーのように興味本位で楽しめる。 文法は面白い。 自分自身も含めて誰もが文法という法則の中に生きている事に気付いておらず、先に知った人がまだ知らない人に大きな顔ができるからだ。 社会の裏側を覗くのはノンフィクション作家の専売特許ではない。 こういう本でも世界観は変わる。
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読みやすい日本語文法エッセイ。引用文が古文、文学、野球のヤジと多種多様。なんとなく使っている日本語の意味を考えさせる一冊。
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すこし硬い本のタイトルですが、内容はいたってやわらかく読みやすい。 主題に応じて引用してくる引き出しの多さに圧倒されるが、一つ一つの章も短くクスクス笑える。
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(1994.08.29読了)(1984.09.29購入) 内容紹介 amazon 一家に一冊話題は無限、あの退屈だった文法いまいずこ。日本語の豊かな魅力を爆笑と驚愕のうちに体得できる空前絶後の言葉の教室。 ☆関連図書(既読) 「井上ひさしのコメ講座」井上ひさし著、岩波ブックレッ...
(1994.08.29読了)(1984.09.29購入) 内容紹介 amazon 一家に一冊話題は無限、あの退屈だった文法いまいずこ。日本語の豊かな魅力を爆笑と驚愕のうちに体得できる空前絶後の言葉の教室。 ☆関連図書(既読) 「井上ひさしのコメ講座」井上ひさし著、岩波ブックレット、1989.05.22
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以前読んだ「日本語教室」に紹介されていたので読んでみました。 1981年の作品のため、少し内容は古いですが、 日本語の文法について、過去の研究者の言葉を引用したり、 当時の雑誌より言葉を抜粋して、現在の日本語の使い方について 様々な観点から分析しています。 その当時...
以前読んだ「日本語教室」に紹介されていたので読んでみました。 1981年の作品のため、少し内容は古いですが、 日本語の文法について、過去の研究者の言葉を引用したり、 当時の雑誌より言葉を抜粋して、現在の日本語の使い方について 様々な観点から分析しています。 その当時の日本語文法の進化について悲観的というよりは、 従来の歴史ある日本語の使い方を整理した政治に 文句を言っている感じを受けます。 まあその整理された日本語を勉強してしまった自分には 現在の使い方の方がしっくりきますが、 助詞や形容詞等の文法から敬語や外来語、漢字や、 句読点などについて筆者の分析を交えて色々書き綴られています。 筆者の会話調な文体が、本書を非常に読みやすくしています。 非常に勉強になります。
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