ナポレオン狂 の商品レビュー
ブラックユーモア短編…
ブラックユーモア短編集。絶対起こらないとは言えないあたりが恐怖。意外で衝撃的なオチもありよかった。
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阿刀田先生は、こうい…
阿刀田先生は、こういった不気味な短編を書いたら一級品ですね。
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題名作の『ナポレオン…
題名作の『ナポレオン狂』についてのレビューです。誰にでも思い入れのあるもの、集めるためには骨身を惜しまないというものがありますが、そんな心情に取り憑かれた人物の末路を主人公が推測しながら追っていく短編小説です。皆さんもご自分の趣味に照らし合わせて考えていけば、きっとこの人物と同じ...
題名作の『ナポレオン狂』についてのレビューです。誰にでも思い入れのあるもの、集めるためには骨身を惜しまないというものがありますが、そんな心情に取り憑かれた人物の末路を主人公が推測しながら追っていく短編小説です。皆さんもご自分の趣味に照らし合わせて考えていけば、きっとこの人物と同じ行動をとる・・・のでしょうか?
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直木賞を受賞した著者…
直木賞を受賞した著者の傑作短編集。短編でしか味わえないオチの切れと、えもいわれぬ読後感を感じさせる。
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短編といえば阿刀田高…
短編といえば阿刀田高。ちょっと怖い直木賞受賞作です。
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短編集です。最後にあ…
短編集です。最後にあっさりひっくり返される話もあり、メルヘンチックな話もあり色んな種類の短編が収められており読んでいて面白かったです。
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ブラックユーモアの名手として名前が知られている阿刀田高の作品集 星新一死去後のショートショートの広場の編集長としても知られている彼だが、前半までの掌編小説は文字通りブラックユーモアで語られる話が多くオチもゾッとする結末ばかりだが後半は現実離れした幻想的な内容が多く作品の幅は広い ...
ブラックユーモアの名手として名前が知られている阿刀田高の作品集 星新一死去後のショートショートの広場の編集長としても知られている彼だが、前半までの掌編小説は文字通りブラックユーモアで語られる話が多くオチもゾッとする結末ばかりだが後半は現実離れした幻想的な内容が多く作品の幅は広い 最後の作品、縄は終わりが終わりの内容だけに後を引くオチになっているのも編集の構成が上手く最後まで飽きない内容といえる 眠れない夜に読む小説としてオススメか?
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阿刀田高さん(1935~)の作品、ブクログ登録は9冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 自らナポレオンの生まれ変りと信じ切っている男、はたまたナポレオンの遺品を完璧にそろえたいコレクター。その両者を引き合わせた結果とは? ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の...
阿刀田高さん(1935~)の作品、ブクログ登録は9冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 自らナポレオンの生まれ変りと信じ切っている男、はたまたナポレオンの遺品を完璧にそろえたいコレクター。その両者を引き合わせた結果とは? ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の名手が、卓抜の切れ味を発揮した直木賞受賞の傑作集。第32回日本推理作家協会賞受賞の「来訪者」も収録する。 ---引用終了 2025年10月25日の産経新聞に、著者の近況記事が掲載されています。 それによると、現在90歳で、今年5月に認知症で施設に入所していた妻を亡くした。 それで、現在は一人暮らし。 今年9月に、『90歳、男のひとり暮らし』を刊行された。 とのこと。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ナポレオン狂」「来訪者」 「サン・ジェルマン伯爵考」 「恋は思案の外」「裏側」「甲虫の遁走曲」 「ゴルフ事始め」 「捻れた夜」「透明魚」「蒼空」「白い歯」 「凶暴なライオン」「縄ー編集者への手紙」 ナポレオンのコレクターとナポレオンの生まれ変わりと信じる男。「ナポレオン狂」、出産後もつきまとう雑役婦「来訪者」が怖くて好き。
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阿刀田高氏の短編集。単行本は1979年に刊行。 後の阿刀田高作品に比べると、ブラックユーモアより奇想が目立ちます。車が人間に話しかける「甲虫の遁走曲」のような作品を始め、人間が烏になったり、魚が人間になったりという、現実か幻想かわからない話が多いですね。 奇想が過ぎる作品「裏側...
阿刀田高氏の短編集。単行本は1979年に刊行。 後の阿刀田高作品に比べると、ブラックユーモアより奇想が目立ちます。車が人間に話しかける「甲虫の遁走曲」のような作品を始め、人間が烏になったり、魚が人間になったりという、現実か幻想かわからない話が多いですね。 奇想が過ぎる作品「裏側」のオチはは、最早ギャグマンガ的でもあります。 以下は簡単に各作品の感想を↓ ナポレオン狂 ナポレオンに関するものを熱狂的に収集する老人と、自分がナポレオンの生まれ変わりだと信じている初老の男と、2人のナポレオン狂の思い出を、フランス文学者が語る、という一編。 奇妙な物語は、ラストの数行で恐ろしい物語へと変わります。 来訪者 裕福な家庭で、まだ赤ちゃんの娘を育てている母親が、出産後に母子の面倒を見てくれた病院の雑役婦の訪問を受ける、という物語。 なんとなく、序盤からオチが読めてしまう捻りの無い展開ではありましたが、ある意味期待を裏切らない結末ではあります。 サン・ジェルマン伯爵考 亡き父が死ぬ直前に言った、不老不死の男サン・ジェルマン伯爵と会う予定だった日に息子が会いに行くという物語。 不老不死とは何か、ということを、阿刀田高先生が考えた結果がこの物語の肝になっていますが、ショートショートとしてはオチの切れ味が中途半端です。 恋は思案の外 愛した男のために会社の金を使いこんだ娘のために、誘拐を計画する父親の姿を描いた犯罪サスペンス。 愛犬を犯罪に使う、というのが話の肝ですが、その犬を使ったオチにちょっと強引さがありましたね。 裏側 格安で購入した、地震で崩落した崖下の土地に新居を構えて暮らす若い夫婦を描いた一編。 日に日に淫蕩さを増していく妻が、浮気しているのではないかと疑う夫の視点で描かれています。 愛する妻の「裏側」に何があるのかという予想を遥かに越えるオチが待っています。 甲虫の遁走曲 白タクのドライバーが事故で入院中、共に事故に遭った車から話しかけられる、というファンタジックな物語。 車が、稼げないドライバーのために白タクを再開して、日銭を稼いであげるという可愛らしい展開から、物語は徐々に恐ろしくなります。 オチの意外さよりも奇想を楽しむべき一編。 ゴルフ事始め スコットランドにおけるゴルフの起源を元に描いたユーモア小説。 起源がスコットランドかイングランドかで言い争いになった両国王がゴルフの試合で決着をつける、という展開から、とんでもない結末にたどり着きます。 捩れた夜 結婚間近の男が、夜になると謎の女から訪問される、というちょっとエロティックな幻想小説。 新婚初夜に新妻が殺され、男が容疑者になるところから、現実と幻想が入り乱れる展開となります。 明確なオチのないラストは、阿刀田高作品では珍しい。 透明魚 サラリーマンの男が、ふとしたきっかけで入った喫茶店では、透明な身体をした熱帯魚を飼っていて、男が珍しがって見ていると、不思議な女に話しかけられる、という物語。 おそらく、女も透明魚のような身体なのだろう、という話ですが、これも現実と幻想がはっきりとしないラストを迎えます。 蒼空 不気味なほど蒼い空に誘われたのか、会社とは反対に郊外行きの電車に乗ったサラリーマンが、丘陵地の小さな駅まで来てしまう物語。 空を飛ぶカラスを見て、サラリーマンが空を飛ぶところから現実なのか幻想なのかわからなくなります。 白い歯 歯がいいと頭がよくなる、という持論を持つちょっと変わった奥さんの話を、歯がわるい夫が聞く、という話。 歯が良くて、頭が良くなったという奥さんの昔語りから、ラスト数行で恐ろしくなる展開が見事な一編。 狂暴なライオン 30代の挿絵画家のシングルマザーと、40歳代の翻訳家の妻子持ち男との恋を描いた一編。 全26ページの内ラスト3ページまでずっとロマンス描写が続き、これはロマンス作品なのかと疑いさえしていたら、急展開のラストを迎えます。恐ろしいラストではありますが、ちょっと強引な展開です。 縄─編集者への手紙─ 新人作家が、作品を書けない言い訳を書き綴ったという体裁の一編。 アイデアが浮かばず、ずっと眠っていないという話から、以前に出張先のホテルで隣の部屋になった自殺志願の若い女が怖がっていた、死を望む者に迫り来る「縄」の話になると手紙が物語へと変わります。 現実か幻想かわからないまま手紙は終わります。
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