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かまぐれ往来 の商品レビュー

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2020/07/30

「ボクはお金はないけれども  この国のどこに行っても  泊めてくれる友達がいる」 とおっしゃっていた フォークシンガーがいた。 私は勝手に自分の師匠の一人だと 今も思っている。 そのT.Kさんが あるとき ぽつりと 「ボクは若い頃  ちょっと 土をひねらせてもらったことが  あ...

「ボクはお金はないけれども  この国のどこに行っても  泊めてくれる友達がいる」 とおっしゃっていた フォークシンガーがいた。 私は勝手に自分の師匠の一人だと 今も思っている。 そのT.Kさんが あるとき ぽつりと 「ボクは若い頃  ちょっと 土をひねらせてもらったことが  あるんだ」 と ぽつりぽつり と 話してくださったことがあるる その時の 師匠の師匠のお話が 加藤唐九郎さんだった。 T.Kさんが亡くなられた次の年に ひょんなところで この「かまぐれ往来」を 手にした いつも背表紙を目にしていたまま であったものを 何気なく手に取って 読み始めた いゃあ なんとアバンギャルドな ぶっとんだ 濃い人生を送った 方なのだろう  まるでT.Kさん そのものだ 師と仰ぐその「人」を生きる あらためて その言葉をかみしめている

Posted byブクログ

2011/07/17

中日新聞に連載されたもの。お元気な頃、名古屋のデパートでお見かけした事も懐かしい。陶芸には、人間と自然界のかかわりがすべてふくまれそうで、(土・水・乾燥・火)作り出す喜びもあわせて、人気のあるのも、うなずける。画家のミロと一緒に陶板を造る機会があり(大阪万博の頃)ミロが唐九郎の書...

中日新聞に連載されたもの。お元気な頃、名古屋のデパートでお見かけした事も懐かしい。陶芸には、人間と自然界のかかわりがすべてふくまれそうで、(土・水・乾燥・火)作り出す喜びもあわせて、人気のあるのも、うなずける。画家のミロと一緒に陶板を造る機会があり(大阪万博の頃)ミロが唐九郎の書庫を見て、あなたは、陶芸家なのか、学者なのか、と驚いたという。

Posted byブクログ