まち歩きが観光を変える の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【感想】 ・約15年前の本だが、今読んでも非常に参考になる。 ・問題の本質は昔と変わっていない (長崎市民が長崎の魅力を気づいていない・忘れてしまっている) 【メモ】 ・「さるく」には、長崎のまちづくりの核心がある。土地それぞれにある、まちやひとの個性やパワーを目一杯出すことが重要。 ・市民が主体で動き、喜びも利益も、市民が享受する。 ・ガイドは自己表現の場 ・3年間で18億円の支出で、1年に527億円の直接経済効果(消費支出) ・観光地を巡ることで、その土地を好きになることはない。暮らしと人に触れてなんぼ。
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長崎の町をさるく(ぶらぶら歩く、ほっつき歩く) という観光の仕組み。 この町歩きは、どのコースにも 物語が伴っていて、 しかも地元の人の人生が入り込んでいるので、 その物語は血の通った疑似体験にように記憶に残る。 この本を読むと、 ”さるく”立ち上げからその一つ...
長崎の町をさるく(ぶらぶら歩く、ほっつき歩く) という観光の仕組み。 この町歩きは、どのコースにも 物語が伴っていて、 しかも地元の人の人生が入り込んでいるので、 その物語は血の通った疑似体験にように記憶に残る。 この本を読むと、 ”さるく”立ち上げからその一つの極大期である「さるく博」 までの経緯が、 本当に一連のドラマだったことが分かる。 「人に歴史あり」ということと似ていて、 物語こそがそこにある、 それが価値なのだ、と思った。
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最小の費用で最大の効果を生み出したイベントとして名高い「長崎さるく博」その企画立案者の考案から実行までをつづった本。 今まで地方で行われてきたイベントを「東京製地方イベント」と題し、そのあり方を問いなおし、それよりも市民参加型のイベント、つまり、そこに住まう人がイベントに関わる...
最小の費用で最大の効果を生み出したイベントとして名高い「長崎さるく博」その企画立案者の考案から実行までをつづった本。 今まで地方で行われてきたイベントを「東京製地方イベント」と題し、そのあり方を問いなおし、それよりも市民参加型のイベント、つまり、そこに住まう人がイベントに関わることの重要性を主張しています。 また、観光の本質は実は名所旧跡を訪れることにあるのでなく、その土地のたたずまい、住む人々に魅力を感じるところにある。という考え方には共感することができました。
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