平家琵琶 語りと音楽 の商品レビュー
この本の付録にCDがついていますので、紹介しようと思いました。鈴木まどかさんのが平家琵琶の初級編と位置づけるならば、こちらは専門・応用編。 この本は著者の薦田治子さんの論文「当道音楽としての平家」に、その後発表した論文も加えて加筆・改定したものです。 なかばの月も読んでいる途中で...
この本の付録にCDがついていますので、紹介しようと思いました。鈴木まどかさんのが平家琵琶の初級編と位置づけるならば、こちらは専門・応用編。 この本は著者の薦田治子さんの論文「当道音楽としての平家」に、その後発表した論文も加えて加筆・改定したものです。 なかばの月も読んでいる途中ですが、本の内容は平家琵琶だけが中心ではないので、薩摩琵琶や、間接的には筑前琵琶についても、琵琶がどのように発達していったのかが分かる内容となっています。 なお、こちらは主に名古屋系前田流に伝わる平家琵琶の音楽を中心にまとめられています。 図書の内容 ・平家の音楽に関する先行研究 ・名古屋の平家伝承における当道の伝統 ・平家の譜本 ・平家の曲節 ・積層性から見た平家の音楽構造 ・平家琵琶: 楽器と奏法 ・資料編、引用文献、索引 CDの内容 1.「祇園精舎」より 中音、初重、重初重 (今井勉演奏; 薦田治子復元) 2001年5月31日 名古屋青少年センター第1スタジオ 2.「鱸」全曲 (今井勉演奏)2000年2月22日 パリ日本文化会館
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