時計じかけのハリウッド映画 の商品レビュー
本のタイトルの付け方はうまいが、内容は期待はずれだった。 本のタイトルと、サブタイトルである、「脚本に隠された黄金法則を探る」という文言に興味を引かれて読んでみたのだが、それは本全体の7分の1だけしか書いていない。全7章のうち、「ハリウッド映画のタイムテーブル」と題した第1章だ...
本のタイトルの付け方はうまいが、内容は期待はずれだった。 本のタイトルと、サブタイトルである、「脚本に隠された黄金法則を探る」という文言に興味を引かれて読んでみたのだが、それは本全体の7分の1だけしか書いていない。全7章のうち、「ハリウッド映画のタイムテーブル」と題した第1章だけである。しかも内容が浅い。ページ数も17ページくらいしかない。 帯に“脚本の構造がわかるようになれば、映画鑑賞は10倍楽しくなる”と書いてあったが、それは過大広告だ。ほとんどの映画のフォーマットは3幕に分かれていますよという程度の大雑把な説明+アルファで、構造がわかるようになるわけがない。 残りの6章は、テーマやアカデミー賞など、映画の雑学のような話であった。 本も薄いが、内容も薄く、とてもお勧めできない。
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本を読んでいるとき、残りページを物理的に直感的に手触りで把握しているため 起承転結を考えて読む事がほとんど(どう考えても、残りページが少ないときは オチに、ハッピーエンドやカタストロフィーに向かっていることはわかる)映画でも同じだと(経過時間や残り時間を踏まえて)、今のところは思...
本を読んでいるとき、残りページを物理的に直感的に手触りで把握しているため 起承転結を考えて読む事がほとんど(どう考えても、残りページが少ないときは オチに、ハッピーエンドやカタストロフィーに向かっていることはわかる)映画でも同じだと(経過時間や残り時間を踏まえて)、今のところは思っている。ただこれほどまでに 映画の脚本が体系付けられているとは知らなかった。 時間軸がずれている映画が好きな自分にとっては、本の5章に自分の一番大好きなタランティーノ監督の映画が取り上げていて、うれしかった。 ただ「Don't think.FEEL! 」して映画・小説も見たいなぁ・・・とも思った。
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これから映画を観るときは、脚本家にも注目しよお!って思いました(ω) ハリウッドの脚本家事情の話が面白かった(ω) アメリカの大学の、映画脚本の授業では、入門編として大学でシド・フィールドの「screenplay」、上級編として大学院でロバート・マッキーの「Story」なのか...
これから映画を観るときは、脚本家にも注目しよお!って思いました(ω) ハリウッドの脚本家事情の話が面白かった(ω) アメリカの大学の、映画脚本の授業では、入門編として大学でシド・フィールドの「screenplay」、上級編として大学院でロバート・マッキーの「Story」なのかあΦ(.. )メモメモ
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今年は映画を観ようと思いコンスタントに鑑賞しているので、古本屋で偶然手にとって購入。次回から映画を観る時にタイムテーブルを意識して観てみようと思う。 リングの日米の違いが面白かった。文化の違いは大きいね。 また、ツイストの項目で紹介された『パルプ・フィクション』やフォーマット崩し...
今年は映画を観ようと思いコンスタントに鑑賞しているので、古本屋で偶然手にとって購入。次回から映画を観る時にタイムテーブルを意識して観てみようと思う。 リングの日米の違いが面白かった。文化の違いは大きいね。 また、ツイストの項目で紹介された『パルプ・フィクション』やフォーマット崩しの項目の『マルホランド・ドライブ』は観てみたいと思う。 インディ・ジョーンズの解説もなるほどと思った。
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ハリウッドスタイルの映画のシナリオの構造分析なのかな…? 正直、よく理解できないまま読んだが、読み物として純粋に楽しめた。特にリングの呪いに対する和洋の違いは興味深かった。
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ハリウッド映画の脚本の仕組みを詳しく解説してくれる本です。かなり合理的かつ機械的に計算し尽されているので、この本の題名と合い合わさって非常に冷たい、非人間的な印象も感じますが、同時にそうやって作られた脚本及び映画が多くの人の心を動かしているのも事実。「ハリウッド映画なんて大衆向け...
ハリウッド映画の脚本の仕組みを詳しく解説してくれる本です。かなり合理的かつ機械的に計算し尽されているので、この本の題名と合い合わさって非常に冷たい、非人間的な印象も感じますが、同時にそうやって作られた脚本及び映画が多くの人の心を動かしているのも事実。「ハリウッド映画なんて大衆向けだろ?」という偏見を持たずに読んで頂きたい本です。 個人的に近年の映画で脚本的に最高峰の「アメリカン・ビューティー」を取り上げていないのだけはマイナス。
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[ 内容 ] 開始から終了まで、何分で何が起きて、どんな展開になるのか…。 実はハリウッド映画の進行は、ほぼ全て決まっている。 コメディからアクション、サスペンスに至るまで、ジャンルを問わず、一定の法則が当てはまるのだ。 これは、ハリウッド映画が歴史を経て巨大産業へと発展する過程...
[ 内容 ] 開始から終了まで、何分で何が起きて、どんな展開になるのか…。 実はハリウッド映画の進行は、ほぼ全て決まっている。 コメディからアクション、サスペンスに至るまで、ジャンルを問わず、一定の法則が当てはまるのだ。 これは、ハリウッド映画が歴史を経て巨大産業へと発展する過程でつかんだ黄金の法則といっていい。 緻密に計算された設計図が、ハリウッド映画の脚本の中には隠されているのである。 脚本の構造が分かるようになれば、映画鑑賞は10倍楽しくなる。 [ 目次 ] 第1章 ハリウッド映画のタイムテーブル 第2章 テーマとキャラクター設定 第3章 ハリウッド・スタイルの確立 第4章 日本映画はいかに翻訳されたか 第5章 傑作?駄作?フォーマット崩しのリスク 第6章 映画産業とアカデミー賞 第7章 脚本家というアメリカンドリーム [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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文章を書き方に起承転結があるように、ハリウッド映画にも観客を飽きさせなくするように、2時間の間にいくつかの決まった物語の転換ポイントがある。 その活用方法を実際の映画を元に解説していく。 ほとんどのハリウッド映画はこの定石に沿って物語が進んでいくらしい。 いかに観客に受け...
文章を書き方に起承転結があるように、ハリウッド映画にも観客を飽きさせなくするように、2時間の間にいくつかの決まった物語の転換ポイントがある。 その活用方法を実際の映画を元に解説していく。 ほとんどのハリウッド映画はこの定石に沿って物語が進んでいくらしい。 いかに観客に受ける映画を作るか。 試写会を行い観客の反応を見て平気でラストシーンを差し変えたりするいかにもハリウッドらしい手法。 この他に脚本がいかに映画になっていくか等興味深い話も載っている。 映画を選ぶ際に脚本家に注目するのもおもしろいかも。 これを踏まえて映画を見てみたけれど、途中からそんなの気にせず楽しんでしまった。 きっちり術中にはまってるってことか。。
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サブタイトルにあるように、ハリウッド映画の脚本には実はどれもある一定の法則に従って作られている、という話を、実際にいくつかの作品を取り上げて、具体的に紹介している。さらに、脚本、脚本家という視点から見たハリウッドの歴史や、脚本家の仕事や苦労についても少し書かれている。脚本の構造を...
サブタイトルにあるように、ハリウッド映画の脚本には実はどれもある一定の法則に従って作られている、という話を、実際にいくつかの作品を取り上げて、具体的に紹介している。さらに、脚本、脚本家という視点から見たハリウッドの歴史や、脚本家の仕事や苦労についても少し書かれている。脚本の構造を明示的に示し、一定の法則として紹介していることに、映画という一見軽い題材ながらも、どこか学術的な興味深さを感じた。というか、「脚本学」という学問の1つらしいけど。色々な映画が出てくるけど、どれももう細かい話は忘れてしまったものばっかりだったので、もう一度映画を見直して、脚本の構造が確認できれば面白いかもしれない。映画は結構好きだけど、脚本家の名前はあんまり知らなかった。テッド・エリオットくらいの名前は知っておこう。『The Ring』と『ソウ』が見たい。(2008/02/11)
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3アクトストラクチャー アクト1 ・イントロダクション 映像によって伝えられるキャラクター設定 ・インサイティングインシデント 事件が起こり、ゴールが決まる ・ファーストターニングポイント 物語が一気に反転する 悪い方向がいい方向へ、いい方向が悪い方向へ アクト2 ・ミッドポイン...
3アクトストラクチャー アクト1 ・イントロダクション 映像によって伝えられるキャラクター設定 ・インサイティングインシデント 事件が起こり、ゴールが決まる ・ファーストターニングポイント 物語が一気に反転する 悪い方向がいい方向へ、いい方向が悪い方向へ アクト2 ・ミッドポイント(Point of no return) 主人公が覚悟を決める、他人事が自分ごとになる ・セカンドターニングポイント この直前に必ず不幸な現実が振りかかる、しかし、何かのきっかけで脱出方法が思い浮かぶ アクト3 ・クライマックス 問題が一気に解決していく ・エンディング 主人公の成長 テーマ 主人公の目的の達成とテーマは別ものである。 プロタゴニスト…主人公 アンタゴニスト…敵 メンター…指南役
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