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2010年資本主義大爆裂! の商品レビュー

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2009/10/04

お金じゃない生き方をしたい僕は、早く資本主義が終わって欲しいと思ってます。 もっと違った形で、社会全体が回っていけばいいのに、と。 そんな思いもあって、読んでみました。 前半は、いかに自分がすごい預言者であるかが書かれています。 毎日4時間瞑想して、神と対話し...

お金じゃない生き方をしたい僕は、早く資本主義が終わって欲しいと思ってます。 もっと違った形で、社会全体が回っていけばいいのに、と。 そんな思いもあって、読んでみました。 前半は、いかに自分がすごい預言者であるかが書かれています。 毎日4時間瞑想して、神と対話してるんだとか、2000年までに社会主義が崩壊することを当てたんだとか。 読むべきは172ページからの70ページほど。 まず、先述の「神」について。 瞑想をすることで、自分自身の内側からの声に耳を傾ける。 すると、宇宙とつながることができる。 プロセス志向心理学に通じるものを感じます。 つまり、ここで言う「神」とは、宗教上の神様ではなくて、「大いなる力」、「サムシング・グレート」ってヤツです。 そういう内面との対話を重ねることで、来るべき未来の姿が見えてくるんだとか。 星を眺めていると、揺らめいて見える。 その揺らぎにもリズムがあって、風のそよぎなんかも細かく分析すると、そのリズムなんだ、という、佐治治夫さんの本の中身を思い出した気がします。 つまり、すべては結局宇宙のリズムなんだと。 そんなラビ・バトラが預言する、資本主義の崩壊は、結局落ち着くところは、資本主義と社会主義の中間、みたいな場所のようです。 諸悪の根源である、「富の集中を排除した、倫理的で合理的なシステム」だと。 資本主義のように「マネー」が世界を支配するのではなく、社会主義や共産主義のように「政府」が社会を統制するのでもない。 新しい「プラウト経済」では、「ニーズ」が社会をコントロールするそうです。 ここまで書いてきて、大事なことを書き忘れていたことを思い出しました。 ラビ・バトラの経済循環の考え方として、 『武力』→『知力』→『富力』→『武力』→・・・ と循環するというものがあります。 そして、今は『富力』、富が社会を支配している時代、だと。 そこから『武力』の時代へ移行するにあたって、下からの革命が起こるんだそうです。 それは、『武力』による革命であったり、労働者による社会革命であったりするそうですが。 今後、何らかの革命が起こり、富の集中を排除した結果、民衆が主役の『ニーズ』が社会を動かす世の中になっていくってことでしょうか? まぁ、何にしても、変化を受け入れる心だけは、準備しておいたほうがよさそうです。 ラビ・バトラについての詳しいブログは、いろいろとあるので、興味を持った方は調べてみてください。 一応参考まで。 http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/5b01401f8a8ef4f078788ba123244ebb http://blog.livedoor.jp/s88888888/archives/cat_604340.html

Posted byブクログ

2009/10/04

サブプライム危機で世界大恐慌へのカウントダウンがはじまった。すべては神のシナリオ通りに進んでいる― 経済学者で、世界情勢に関する予測を次々と的中させ、世界的に高い評価を受けているラビ・バトラによる、2010年資本主義崩壊論。 ********************* 瞑...

サブプライム危機で世界大恐慌へのカウントダウンがはじまった。すべては神のシナリオ通りに進んでいる― 経済学者で、世界情勢に関する予測を次々と的中させ、世界的に高い評価を受けているラビ・バトラによる、2010年資本主義崩壊論。 ********************* 瞑想で得た神からの予言という形をとった、一風変わった経済本。今の世界情勢とこれからのことを分析的に説明している。発行が2008年始めだけど、もう既に半分くらいの予言が当たってるから驚きが隠せない。「神の意識が〜」というと毛嫌いする人もいるかもしれないが、ぜひ読むべき。たぶん、この人は異常にバランス感覚を持っていて、感覚的にそれを未来にはせる事が出来るのであって、それをどう表現するかの違いだと思う。 誰の目にも資本主義の限界は明らかだけど、2010年に崩壊した後はどうなるのかな〜?本書のシナリオ通り日本から新しい経済のあり方が生まれるほど、日本は賢明でいられるだろうか?

Posted byブクログ