世界の歴史(1) の商品レビュー
人類の起源など少し古…
人類の起源など少し古くなってしまったところがありますが、今読んでも面白いです。中国古代史が多めで、インダス、シュメルなどが少ないのが少し残念。
文庫OFF
約束60年前に書かれた世界史の通史シリーズものの1作目。 世界史に関して自分なりの歴史観(理解のためのベースになるもの)をつかみたくて読み始めました。 古代中国文明とインド、オリエント文明を扱っている。 中国史では殷周から春秋戦国時代、秦の中華統一を経て前漢・後漢までを記述。...
約束60年前に書かれた世界史の通史シリーズものの1作目。 世界史に関して自分なりの歴史観(理解のためのベースになるもの)をつかみたくて読み始めました。 古代中国文明とインド、オリエント文明を扱っている。 中国史では殷周から春秋戦国時代、秦の中華統一を経て前漢・後漢までを記述。 インドはモヘンジョダロなどをあっさりと書いて、オリエント文明ではメソポタミア・エジプトなどを中心に語っている。 エジプトやメソポタミアに関する史料をほとんど読んだことがなかったが、高校の世界史の教科書だけでは知ることのできない情報に多く触れられて面白かった。 エジプト人が書き残した愛の歌の記述などが印象的だった。 リーダビリティが高い通史と聞いていたが、自分の勉強不足か苦労して読み通した感じがする。 まだまだこれからだ!
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歴史は語り手によって面白さが大きく変わってくる。 オリエントの古さに驚き。歴史は勝者が作るもの。ヨーロッパ史観に惑わされてはいけない。
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無味乾燥な記述になりがちであろう先史時代だが、豊富なエピソード満載で飽きずに読み通すことができた。特に前半の貝塚茂樹は面白い。後半のオリエントはややダレるが、これは仕方ないか。
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(1993.02.03読了)(1993.01.09購入) *解説目録より* 北京原人・殷墟・バビロンの都等々のスリルにとんだ発掘と解読の物語を中心に、暴君・美女・奴隷などが悲喜こもごも登場する、新鮮無比な古代史。 ☆関連図書(既読) 「中国の歴史(上)」貝塚茂樹著、岩波新書、1...
(1993.02.03読了)(1993.01.09購入) *解説目録より* 北京原人・殷墟・バビロンの都等々のスリルにとんだ発掘と解読の物語を中心に、暴君・美女・奴隷などが悲喜こもごも登場する、新鮮無比な古代史。 ☆関連図書(既読) 「中国の歴史(上)」貝塚茂樹著、岩波新書、1964.09.25 「中国の歴史(中)」貝塚茂樹著、岩波新書、1969.04.20 「中国の歴史(下)」貝塚茂樹著、岩波新書、1970.03.20 「中国古代再発見」貝塚茂樹著、日本放送出版協会、1978.10.01
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旧版世界の歴史シリーズ読了。 史学史などを含めた世界史の流れを一通り学ぶことができます。 血肉の通った文章で面白く、歴史の入門書には非常にいい本だと思います。 ただし昔の本なので内容が古かったり、中国以外のアジア・ラテンアメリカ・アフリカなどの記述が薄かったりするのが難点です。...
旧版世界の歴史シリーズ読了。 史学史などを含めた世界史の流れを一通り学ぶことができます。 血肉の通った文章で面白く、歴史の入門書には非常にいい本だと思います。 ただし昔の本なので内容が古かったり、中国以外のアジア・ラテンアメリカ・アフリカなどの記述が薄かったりするのが難点です。 更にもう一つ。購入をお考えならば断然付録の別報付がおすすめです。月報の座談会の内容から執筆者方の為人が窺えます。
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責任編集者が付録の座談会で述べているように 教科書などにありがちな固有名詞や年号の羅列などを極力避けるように 心がけて編集されていますので、勉強というよりは小説を読むように楽しく歴史を学べました。 「考える人」(新潮社)2010年夏号のロングインタビューで、村上春樹さんも この...
責任編集者が付録の座談会で述べているように 教科書などにありがちな固有名詞や年号の羅列などを極力避けるように 心がけて編集されていますので、勉強というよりは小説を読むように楽しく歴史を学べました。 「考える人」(新潮社)2010年夏号のロングインタビューで、村上春樹さんも この旧版の世界の歴史を愛読されていたと楽しそうにお話していらっしゃいました。 春樹さんの仰るとおり 新版は巻数も多く内容も細かいので、とりあえず世界の歴史の流れを楽しく把握したい人は こちらのほうがお薦めです。
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