エンロンが弾いた新エネルギー戦争の罠 の商品レビュー
エンロンがなぜ崩壊したのかを知りたかったが、 テーマは違う方向に進んでいった。 アメリカの政策の根幹が、エネルギー政策にある。 また、ブッシュもそのオイルマネーの上に乗っかっている。 エンロンが、1985年に開始して、 全米7位まで上り詰めたが、破綻してしまった。 2001年9...
エンロンがなぜ崩壊したのかを知りたかったが、 テーマは違う方向に進んでいった。 アメリカの政策の根幹が、エネルギー政策にある。 また、ブッシュもそのオイルマネーの上に乗っかっている。 エンロンが、1985年に開始して、 全米7位まで上り詰めたが、破綻してしまった。 2001年9月11日のニューヨークツインビルの テロから物語は始まる。 経済タイムスの黒岩光一記者が、 至る所に顔を出して、「地球温暖化」という中で、 エネルギー政策を考えることになる。 超小型原子炉による発電事業を推進する。 熊井という原子力研究家の特許によるもので、 これがきわめて重要な意味を持っている。 中近東は、イスラエルパレスチナそして、 悪の枢機侯のサダムフセイン。 鬼塚隆介が、おもしろい駆け引きをする。 「一度でも大事なところで退いた人間は、 また大事なところで退くものだ。」 この一言がいいたかったのかもしれない。 「超小型原子力発電所」を駆け引きに、 ロシアのシベリア開発を、サウジアラビアの淡水化事業を、 うまくのせながら、原油の輸入交渉、 そして和平交渉へと発展させていく。 地球の温暖化によって、 台風の脅威を増すというのがおもしろい。 風速70メーターになるという。
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2002.4に出版されたこの書籍。 怖いぐらいに"エネルギー問題"を軸に、現原子力政策の問題点を定義している。 唯一、惜しいのは津波による崩壊とは構想されてなかったことぐらいか。。。
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