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エンロンが弾いた新エネルギー戦争の罠 の商品レビュー

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2018/03/10

エンロンがなぜ崩壊したのかを知りたかったが、 テーマは違う方向に進んでいった。 アメリカの政策の根幹が、エネルギー政策にある。 また、ブッシュもそのオイルマネーの上に乗っかっている。 エンロンが、1985年に開始して、 全米7位まで上り詰めたが、破綻してしまった。 2001年9...

エンロンがなぜ崩壊したのかを知りたかったが、 テーマは違う方向に進んでいった。 アメリカの政策の根幹が、エネルギー政策にある。 また、ブッシュもそのオイルマネーの上に乗っかっている。 エンロンが、1985年に開始して、 全米7位まで上り詰めたが、破綻してしまった。 2001年9月11日のニューヨークツインビルの テロから物語は始まる。 経済タイムスの黒岩光一記者が、 至る所に顔を出して、「地球温暖化」という中で、 エネルギー政策を考えることになる。 超小型原子炉による発電事業を推進する。 熊井という原子力研究家の特許によるもので、 これがきわめて重要な意味を持っている。 中近東は、イスラエルパレスチナそして、 悪の枢機侯のサダムフセイン。 鬼塚隆介が、おもしろい駆け引きをする。 「一度でも大事なところで退いた人間は、 また大事なところで退くものだ。」 この一言がいいたかったのかもしれない。 「超小型原子力発電所」を駆け引きに、 ロシアのシベリア開発を、サウジアラビアの淡水化事業を、 うまくのせながら、原油の輸入交渉、 そして和平交渉へと発展させていく。 地球の温暖化によって、 台風の脅威を増すというのがおもしろい。 風速70メーターになるという。

Posted byブクログ

2012/01/12

2002.4に出版されたこの書籍。 怖いぐらいに"エネルギー問題"を軸に、現原子力政策の問題点を定義している。 唯一、惜しいのは津波による崩壊とは構想されてなかったことぐらいか。。。

Posted byブクログ