風の谷のナウシカ 全7巻セット トルメキア戦役バージョン の商品レビュー
まだ読んでいないというアナタは本当に幸せ者です。巨匠・宮崎駿の凄さは、このマンガ版『風の谷のナウシカ』を読まなければ一生わかりません。道に迷うたびに僕はこのシリーズを読み返します。そしてそのたびに新しい発見をします。その凶暴さとスケールの大きさゆえに、これからも決して映像化はされ...
まだ読んでいないというアナタは本当に幸せ者です。巨匠・宮崎駿の凄さは、このマンガ版『風の谷のナウシカ』を読まなければ一生わかりません。道に迷うたびに僕はこのシリーズを読み返します。そしてそのたびに新しい発見をします。その凶暴さとスケールの大きさゆえに、これからも決して映像化はされないであろう宮崎さんの代表作。『エヴァンゲリオン』の庵野監督の言葉を借りるなら宮崎監督はこの作品の中で「パンツを脱いでおっ立てて」おります。不世出の天才が足掛け10年の歳月をかけて描き上げた超一級の娯楽大作をぜひ堪能してください。もしも僕がエライ人なら、再来年のNHKの大河ドラマはコレの実写版で決まりだ!
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映画より絶対漫画のほうがいいと思う。小学生のときピアノの先生に借りて読んで、そのときは難しすぎて内容が全然理解できなかった。何年か後に読んでみて、その深さに打たれた。映画しか観ていない人はぜひ読んでほしい。映画はナウシカのほんの一部で、映画に出てこない登場人物が漫画にはいっぱいい...
映画より絶対漫画のほうがいいと思う。小学生のときピアノの先生に借りて読んで、そのときは難しすぎて内容が全然理解できなかった。何年か後に読んでみて、その深さに打たれた。映画しか観ていない人はぜひ読んでほしい。映画はナウシカのほんの一部で、映画に出てこない登場人物が漫画にはいっぱいいるんです。人間の悲しみと、痛みと、愚かさと、暖かさと。何度繰り返し読んでも飽きない。
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実はバラ買いしてて、3巻は持っとりません(ぇ) 7巻は泣ける。 でもナウシカの性格は映画の方が好きです何
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映画の内容は1,2巻程度。ナウシカの世界はもっと深い。腐海が生まれた理由、世界の行方、映画では語られることのない話がココには詰まっています。映画も知らない方も楽しめるマンガです。ぜひ一度、立ち読みでもいいので、見てください。貴方を骨抜きにすること間違いなし!!
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後半のくら〜〜い感じと映画版との大きな違いが最高です。 民族や国家間の争いとか最後の方で出てくる幻の楽園とか腐海の役割とかグッときます。
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映画とは別と考えてください。 映画は映画で良い。 でも風の谷のナウシカの世界は1本の映画では撮りきれないものだったようです。
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このボリュームでこの安さでいいんでしょうか.アニメで儲けてるからいいんでしょうか. アニメしか知らない人,今すぐ読んだ方がいい.自然と人間の存在という深遠なテーマを見事に展開している.
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映画が有名すぎて、原作であるこちらを読んだことのない人も、けっこういるのではないでしょうか。原作といっても、基本以外はまったく違う物語といっていいでしょう。ストーリーは違いますし、キャラクターもより掘り下げられて描かれているし、物語の複雑さもより奥深いのです。一度読み出したら、必...
映画が有名すぎて、原作であるこちらを読んだことのない人も、けっこういるのではないでしょうか。原作といっても、基本以外はまったく違う物語といっていいでしょう。ストーリーは違いますし、キャラクターもより掘り下げられて描かれているし、物語の複雑さもより奥深いのです。一度読み出したら、必ずおしまいまで読んでしまうし、その度に新しく沸いてくる思いのある作品です。ナウシカの映画が好きだという方なら、是非読んで欲しいと思うのです。
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宮崎駿の代表作。以前映画化され、TVでも何度も放映されているが、映画版は原作7巻の内の2巻部分でしかない。 人間の内面性や悟りと虚無について深く描きこまれている。
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日本が誇るアニメ界の巨匠・宮崎駿の言わずと知れた傑作SFマンガ。 アニメ情報誌『アニメージュ』にて連載され、のちに宮崎氏自身の手によって映画化。記録的なヒット作となった。 「火の七日間戦争」という悲惨な大戦を経験した人類は、地球の生態系に多大な被害を与え、自らもそれまで...
日本が誇るアニメ界の巨匠・宮崎駿の言わずと知れた傑作SFマンガ。 アニメ情報誌『アニメージュ』にて連載され、のちに宮崎氏自身の手によって映画化。記録的なヒット作となった。 「火の七日間戦争」という悲惨な大戦を経験した人類は、地球の生態系に多大な被害を与え、自らもそれまでの高度な文明をうしなった。 さらに「腐海」とよばれる巨大な毒性菌類の森の拡大によって、棲む土地すらもおびやかされて生きている。 それでもなお、世界に争いの火種は消えず、国々はそれぞれの思惑をもってにらみ合っていた。 主人公・ナウシカは腐海のほとりにあるちいさな集落・「風の谷」に棲む少数民族の姫。 感覚的に風の動きを読み、動物と心を通わせることのできる少しふしぎな能力を持っている。 あるとき、「風の谷」と同盟を結ぶ大国・トルメキア王国から兵の召集がかかり、腐海の毒の影響で体が不自由な父にかわってナウシカが出撃することになる。 トルメキア王の侵略戦争と思われたその戦いは、各地の民族紛争や宗教対立とまじりあい、やがて大陸全土を覆う戦いへと発展。 腐海の謎、「火の七日間」ののちに遺された人類の「忌まわしき秘技」の謎を知ろうとするナウシカは、大きな動乱の渦中へと巻き込まれていく。 個人的には、映画版ナウシカよりもこのマンガ版のほうが素晴らしいと思う。 映画でえがかれているのは、マンガ版でいうとたった3巻までの内容でしかなく、物語はここから核へ向かって一気に動きはじめる。 そこからの「ナウシカ」は、深刻で業に満ち、精神論に傾いてはいるが、人間の真実の姿のある側面を捉えているのではないかと感じる。 特に素晴らしいと感じるのは、民族や宗教などから来る泥沼の対立構造と、そのなかで生きる人々いうものが生々しくえがかれている点だ。 これらの問題は冷戦以降、現実の世界でも深刻な問題となってきた。多くの人がもがき苦しみ、それでも抜け出せない対立が未だに数多くある。 これらの問題を解決するにあたって、国家間の利益を追求するスタイルでは自ずから限界が見えている。この作品のなかでも、それは自明のこととしてある。 大国は自国の利益を追求するものとして描かれ、小国は紛争の中で自らの伝統と主張に固執して泥沼にはまり込む。 ナウシカという少女は、そのなかで一人の人間として対立する両者に交わり、動かしがたく爆発に向かう大きな流れにもがきながら、地位や国にかかわらず、出会った人々の何かを変えていく。 ひとりの少女の肩にあまりにも重い荷物が載ってしまうということに批判の声もあるが、かつて「マンガ」というジャンルでここまでの次元の話ができただろうかと思うと、これは素晴らしい業績ではないかと思う。 宮崎氏自身も言っておられたことかもしれないが、この物語は最後のページに至っても「完全な完結」をみない。 ナウシカはただ自らの最も知りたかったことを知り、人々はいちおうの解放と終結を得ただけだ。 荒れ果てた大地で、人々はふたたび再生に向けて歩み始める。 人々にとってナウシカという少女は何であったのか。 そして彼女にとってこの永い旅は何であったのか。 緻密な線によってえがかれる見たこともない世界と、そこで生きるさまざまな人の姿。 そこには「マンガ」という娯楽とされるジャンルを突き抜けた高い精神性と迫真さがある。 ともすれば「環境問題をあつかったマンガ」などと評価されることのあるこの作品だが、実は様々な問題を提起しえていると思う。 まるでひとつの歴史を読むように、奥深い。 何かの「本質」にふれたいと思う人、そしてはっきりとそう考えるわけではないけれども、はっきりとしない何かに釈然としないという人にも、ぜひお奨めしたい。 この時代にザラ紙をつかっていて、1冊390円からという売り方にも驚き。 (ここで紹介した7冊セットは2780円)
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