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談志狂時代 の商品レビュー

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2024/09/18

立川談志唯一の内弟子であった著者が師匠や修行期間について著した一冊。タイトルにある狂ったような師匠への想いは正直読者にそこまで伝わってくることなく、談志門下でこの程度か、とも思ってしまうが、エピソードの読み応えは文句なしに充実しており、噺家+談志の弟子=書き手としての魅力を堪能で...

立川談志唯一の内弟子であった著者が師匠や修行期間について著した一冊。タイトルにある狂ったような師匠への想いは正直読者にそこまで伝わってくることなく、談志門下でこの程度か、とも思ってしまうが、エピソードの読み応えは文句なしに充実しており、噺家+談志の弟子=書き手としての魅力を堪能できた。まだ談志が亡くなる前の本であるが、師匠の老いやそれに伴う惑いが落語立川流一門にも影響が及び始めているのを著者が感じていることや寄席への憧憬が消え去ることはなく、それが2014年の落語立川流脱退と翌年の落語芸術協会への準会員としての加入に繋がっていくことがこの時点から窺える。

Posted byブクログ

2010/05/18

ただ一人の談志の内弟子による回想と、著者の半生記。 著者と一時期縁がありまして、読んでみました。 談志という人は、弟子にとって恐ろしい人なのかと勝手に思っていましたが、こんなにも暖かい人柄だったとは・・・。誤解でした。 談幸さんのやわらかいお人柄もよく出ていて、読み終えてとても...

ただ一人の談志の内弟子による回想と、著者の半生記。 著者と一時期縁がありまして、読んでみました。 談志という人は、弟子にとって恐ろしい人なのかと勝手に思っていましたが、こんなにも暖かい人柄だったとは・・・。誤解でした。 談幸さんのやわらかいお人柄もよく出ていて、読み終えてとてもいい気分を味わえました。 談幸さんと談志の信頼関係の厚さを物語るエピソードは感動ものです。 こんなにいい人と知己を得ていたことに感謝しなくてはと思い、また落語会にも顔を出させてもらいたいと思いました。 [08.4.16]

Posted byブクログ