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月の裏側 の商品レビュー

3.4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

ホラー?ミステリー? ゆる〜く始まり、ゆる〜く終わる、みたいな。 話の盛り上がりを期待していたので、肩透かし。 途中までは良かったんですが・・・。 読んだ後の爽快感が無く、今の私には物足りず残念。

Posted byブクログ

2009/11/04

読後感を表すなら、ラヴェルの「ボレロ」でしょうか。 ゆっくりと、ぼんやりとしているとばかり思っていたものが、 気が付くと恐ろしい勢いで迫ってくるような。 そんな雰囲気のある本。 雑談が雑談でないのがすごい、なんて思う。 転校生は異分子である話、オセロゲームの声、 ス...

読後感を表すなら、ラヴェルの「ボレロ」でしょうか。 ゆっくりと、ぼんやりとしているとばかり思っていたものが、 気が付くと恐ろしい勢いで迫ってくるような。 そんな雰囲気のある本。 雑談が雑談でないのがすごい、なんて思う。 転校生は異分子である話、オセロゲームの声、 スローモーションの走馬灯、白雨と白秋。 全て何気ないはずなのに、後から意味がついてくるのだから。 いつか耳にした疑問が甦る。「無意味に意味はあるのか」と。 Identityって何のことでしょう。ぴたりとあてはまる日本語が無さそうなのが余計に空恐ろしいけれど。 両手を眺め鏡を覗いて。喋って訊いて見て歩いて考えて。 何をもって「それ」が本当の自分自身だと確信できますか? 『盗まれて』いない、originalって難しい。自己分析がどうのと迷走するのも、仕方がないのかも。 さらりと読むとエンターテイメント性の高いSF(ミステリー?)。 そしてじっくり読むと哲学的命題を発掘できます。 そんな、本。 ただ恩田陸作品の中では、私にとっては少し期待外れだったかもしれません。

Posted byブクログ

2009/10/12

じっとりとした違和感が街や物語に満ちている。事故のシーンがほんと怖かった。ぞくりとくる。多聞くんがいい。そういうひとと友達になりたい。

Posted byブクログ

2009/10/04

これ書きようによっちゃもっと怖くなるような気がするんだけど、そんなつもりはないのかな。 多聞のキャラとかセリフがいまいちなじまない。あたしだけ?

Posted byブクログ

2009/10/07

こわー。こわいね。久しぶりにこわい・・・ 人間ってなんだろーとかどうやって定義するんだろーとか 自分ってなんだろーとか小難しいことを考えてしまう・・ ラストの終わり方がなんだか気に入らない。作品としてでなく。 事件に対して興味失っちゃってるみたいだけど、いいのかそれで!?と言...

こわー。こわいね。久しぶりにこわい・・・ 人間ってなんだろーとかどうやって定義するんだろーとか 自分ってなんだろーとか小難しいことを考えてしまう・・ ラストの終わり方がなんだか気に入らない。作品としてでなく。 事件に対して興味失っちゃってるみたいだけど、いいのかそれで!?と言いたくなる。 こわいけど、それだけじゃない話だと思う。

Posted byブクログ

2009/10/07

○2008/08/31  話が怖いというより、相手方であるその"何か"が怖い。グロキモ怖?半分がのっぺり、って想像してみるとかなりグロい…。 終わり間際に微妙な感じで失速してしまったけど、このラストはよかった。不気味な余韻。周りの人物は、自分は、もうすでに「盗...

○2008/08/31  話が怖いというより、相手方であるその"何か"が怖い。グロキモ怖?半分がのっぺり、って想像してみるとかなりグロい…。 終わり間際に微妙な感じで失速してしまったけど、このラストはよかった。不気味な余韻。周りの人物は、自分は、もうすでに「盗まれて」いるのか?雨のあとの水たまりがちょっと怖くなりそう。 人間は一つになりたがってる云々、恩田さんらしい解釈がいくつかお気に入り。 文学しりとりが楽しかった。知らない本ばっかりだったけど……。ピックアップして読んでいくのも面白そうかな。

Posted byブクログ

2009/10/04

これは不思議で新しい。 面白いかどうかは別として、こんな物語の展開もあるのか、ってびっくり。 恩田陸、読み進めてみるかね。

Posted byブクログ

2009/10/04

怖かった。一度「盗まれて」「帰って」くると、別の『何か』になっている。一見何も変わらないのに。 追いつめられる恐怖。自らも「盗まれて」、少数派になるという恐怖。そして、自分が駆逐する側になったんだと気づいたときにその恐怖は消える。この物語中で一番恐怖を感じた瞬間だ。2008/4/...

怖かった。一度「盗まれて」「帰って」くると、別の『何か』になっている。一見何も変わらないのに。 追いつめられる恐怖。自らも「盗まれて」、少数派になるという恐怖。そして、自分が駆逐する側になったんだと気づいたときにその恐怖は消える。この物語中で一番恐怖を感じた瞬間だ。2008/4/13

Posted byブクログ

2018/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

話的にはェエエエ?!ていうオチだった 私なら逃げる。 「その人」じゃないと嫌だ。 中身が同じとかいう概念がちょっとついていけない。 でも「大きな力」「大きな意思」があるのではないかっていう 恩田さんの常の主張が凄く自然に伝わってきて かなりわくわくして面白かった。 多聞さんが超好みです

Posted byブクログ

2009/10/04

ホラー、それともSFだったのかな? いまいちストーリーに現実性がなく(SFだとある程度仕方ないかもしれないけど)入り込めなかった。 納得できないままのラスト、私にはこのてのものを読むセンスが無いように思う。

Posted byブクログ