ベートーヴェンと蓄音機(オーディオ) の商品レビュー

五味康祐(著者)

2020/09/24

時代を感じさせる内容が多いと思います。ベートーヴェンを中心とした曲を作者の実体験と結び付けて、小説のように紹介されると少し重苦しいです。また、タンノイのコイル作成の記載は、意図はわかりますがちょっといただけないと思います。しかし、ベートーヴェンやモーツァルトの後期の弦楽四重奏曲、ヴィヴァルディのヴィオラ・ダ・モーレ協奏曲、フォーレの夜想曲、ラフマニノフのヴォカリーズは、私も好きな曲なので共感が持てました。オーディオマニアで知られた作者のタンノイからは
素晴らしいベートーヴェンの交響曲が奏でられていたのだと思うと羨ましい限りです。