いちばんやさしい！世界の三大宗教がわかる本 の商品レビュー

五十嵐英人(著者),山崎広子(著者)

2014/04/10

三大宗教について知りたてく読書。

仏教、キリスト教、イスラム教の三大宗教を軸に、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道、儒教、道教、ゾロアスター教、トーテミズムなどを紹介している。

特定の宗教を信仰しているわけではないので知らないことが多い。雑学としても多くのことを知ることができる。

バンコク最大の公園名やスタジアム名でもあるルンピニーが釈迦（ブッタ）生誕地の名称だったこと。如来や菩薩などの仏像の種類。北伝、南伝の歴史的な経緯など。

いずれも時系列で説明されているため各宗教の歴史を知ることができる。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が同じ啓典を持つ兄弟教であることは知っていたが、どのようにして成り立ち今日に至るかは多くの日本人は知らないと思う。

最近、歴史ある教会を訪れる機会が増えているのでキリスト教の歴史にも興味がある。実はよく耳にする名前は同じ聖者の現地語名だったりすることは初見だった。ヨハネは、英語ではジョン、フランス語ではジャン、ドイツ語ではヨハン、ハンス。ペテロは、英語ではピーター、ドイツ語ではペーター、ロシア語ではピョートル。英語の女性名のメアリーはマリアのことだそうだ。

ムスリム（男性）はキリスト教やユダヤ教の人と結婚できることは初めて知った（でも生まれた子は強制的にイスラム教徒？）。しかし、ムスリマ（女性）はイスラム教徒のみしか結婚が許されないらしい。

スンニ派とシーア派の成り立ちと意味。なぜ飛び地であるマレーシアとインドネシアがイスラム教国となったかなども知ることができる。

P32～33三大宗教比較データ集で朝鮮半島は仏教となっているが、仏教文化圏とは言えないのではなかろうか（文化的にも実質的にも朝鮮儒教では？）。

読書時間:約1時間50分

2009/10/04

キリスト教だの仏教だのイスラム教だの、ってなんとなく映画とかニュース
とかで手に入るくらいの情報は知ってるけど一体宗教って何？ってとこから
イケます、この本。。

三大宗教の始まりや変遷、思想から生活習慣まで非常に分かりやすく書かれ
ています。

2009/10/04

大枠をなんとなく把握する分には確かにわかりやすかった。
が、なんでこの宗教ではこれがだめなんだ？って突き詰めた疑問の答えまでは出ない。
やっぱりもっと理解するにはきちんとそれぞれの教本とかを読んでみなくちゃ。