音楽を動員せよ の商品レビュー
東京新聞20221029掲載 評者: 川崎賢子(精華大学日本研究センター研究員wiki,立教大学文学研究科日本文学専攻特任教授,芸術実践論)
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[ 内容 ] 近代日本の歩みとともに大衆化した音楽は、十五年戦争期にどのように「戦争の手段」として活用され、人々に愛され親しまれたのか。 戦時下の音楽界の組織化の実態、量産された「国民歌謡」や「国民合唱」、占領地で対外宣伝を担った音楽関係者たち、さらには戦後への継続や戦争責任まで...
[ 内容 ] 近代日本の歩みとともに大衆化した音楽は、十五年戦争期にどのように「戦争の手段」として活用され、人々に愛され親しまれたのか。 戦時下の音楽界の組織化の実態、量産された「国民歌謡」や「国民合唱」、占領地で対外宣伝を担った音楽関係者たち、さらには戦後への継続や戦争責任までも射程に収め、近代日本の音楽史の空白を浮き彫りにする。 [ 目次 ] 第1章 音楽と総動員体制 第2章 音楽界の一元化―演奏家協会と日本音楽文化協会 第3章 電波に乗った歌声 第4章 量産された「国民歌」―アジア・太平洋戦争期の楽曲募集 第5章 音楽の「大東亜共栄圏」 第6章 「戦後」への射程 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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