花のこころ の商品レビュー
いけばなの中で初めて心に響くように感じた流派のお家元が昭和42年に書かれた本。 読んでみて、生き方あってこそ、ああいう花になるのだな、と思いました。造作というより一種、哲学的な、それでいてもっと水の通った存在を感じるのです。だからこそでしょう、半世紀近く経とうというのに古くな...
いけばなの中で初めて心に響くように感じた流派のお家元が昭和42年に書かれた本。 読んでみて、生き方あってこそ、ああいう花になるのだな、と思いました。造作というより一種、哲学的な、それでいてもっと水の通った存在を感じるのです。だからこそでしょう、半世紀近く経とうというのに古くなりません。なまじな啓蒙書を読むより普遍的な価値があるでしょう。 尼門跡の流派とは知っていましたが、好きな和歌の多い御水尾天皇も縁のあるお寺とは知りませんでした。
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