労働貴族 の商品レビュー
かつて日産の労組のトップとして君臨した塩路一郎が、経営判断さえ支配するほど影響力を持った後に失墜していくまでの姿を「英国プロジェクト」の一件が中心に描かれています。労組がかつて持っていた絶大な影響力の魑魅魍魎さに触れていますが、一方で御用組合だらけの昨今の現状で、経営側と組合側が...
かつて日産の労組のトップとして君臨した塩路一郎が、経営判断さえ支配するほど影響力を持った後に失墜していくまでの姿を「英国プロジェクト」の一件が中心に描かれています。労組がかつて持っていた絶大な影響力の魑魅魍魎さに触れていますが、一方で御用組合だらけの昨今の現状で、経営側と組合側がいかに距離を保ちながら関係を築いていくか考える恰好の材料を提供している気がします。
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歴史の勉強をしたような気分。 この時代の直後に労担の仕事をした身としては何となく雰囲気は嗅ぎとれる。
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