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丘の家のジェーン の商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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モンゴメリ作で心温ま…

モンゴメリ作で心温まる話。少女に読んでほしいです

文庫OFF

亡くなったと教えられ…

亡くなったと教えられていた父が生きていて、ジェーンと休暇を過ごしたいと要求する手紙が届いたことから始まる物語です。ジェーンの小さな主婦ぶりや、プリンスエドワード島での生活がいきいきと描かれているところが楽しめます。小さな女の子が、離婚の危機に胸を痛め、何とかしようと努力する姿が健...

亡くなったと教えられていた父が生きていて、ジェーンと休暇を過ごしたいと要求する手紙が届いたことから始まる物語です。ジェーンの小さな主婦ぶりや、プリンスエドワード島での生活がいきいきと描かれているところが楽しめます。小さな女の子が、離婚の危機に胸を痛め、何とかしようと努力する姿が健気です。

文庫OFF

2024/08/02

最初の1/3は暗め、2/3くらいから話が明るくなってきた。ジェーンは床を磨いたり、料理をしたり、家事をすることを心から喜んで楽しんでいて、赤毛のアンもそうだけど、自分の家を作って手入れすることの喜びが描かれていた。 モンゴメリの作品で良く見かける家との出会いのシーンがこの作品にも...

最初の1/3は暗め、2/3くらいから話が明るくなってきた。ジェーンは床を磨いたり、料理をしたり、家事をすることを心から喜んで楽しんでいて、赤毛のアンもそうだけど、自分の家を作って手入れすることの喜びが描かれていた。 モンゴメリの作品で良く見かける家との出会いのシーンがこの作品にもあった。モンゴメリは家自体を人のように表現する。家を大切にしていたのかなぁ。家と出会った瞬間の「これこそ私の家だ!」みたいな感覚は味わったことがないので羨ましい。

Posted byブクログ

2021/09/14

「アン」はだい、大好きである。 特に一冊目の「赤毛のアン」は繰り返し読んで、いつも新鮮な感動を幾つになってもうけるのである。 ところが、同じ作家の「ジェーン」を知ってしまった。 全く違うキャラクター。 アンが天性の明るさの牧歌的なら、ジェーンは沈着冷静な性格むしろ暗め。 想像...

「アン」はだい、大好きである。 特に一冊目の「赤毛のアン」は繰り返し読んで、いつも新鮮な感動を幾つになってもうけるのである。 ところが、同じ作家の「ジェーン」を知ってしまった。 全く違うキャラクター。 アンが天性の明るさの牧歌的なら、ジェーンは沈着冷静な性格むしろ暗め。 想像力あふれている女の子というところはモンゴメリだが、おおげさだったアンにくらべてひっそりと想像をふくらましているたちのジェーン。 孤児だったアン、母に引き取られているが、別居している父がいるジェーン。 同じ11歳の女の子の運命は天と地ほども違っている。 読むべく時期に来て読んだというのか、私はジェーンのキャラクターに惹かれてしまった。 登場人物群が牧歌的というのは変わらない。 11歳の女の子といえども住む家を選び、家のしつらえを考えコーディネイトし、家事をきりもりし、料理もする。それをプリンスエドワード島の自然の中でする喜びを味わう。加えてジェーンの心の成長記。 もうどうしても共感してしまいますね。 はじめはカナダのトロントが舞台であるが、やっぱりプリンスエドワード島を牧歌的に歌い上げるのはさすがモンゴメリ女史。 最後の盛り上がりがちょっとあっさりしすぎているかなと思うが、子供の時に読んだのならこれでいいのだろう。

Posted byブクログ

2020/07/01

三月の青と銀色のある日の暮れ方 こんな言葉がちりばめられていて、舞台のプリンスエドワード島へのあこがれがつのる。 単純な家庭の物語なのにひきこまれ、すいこまれ、つい開いて読みたくなる。 子どもの頃も好きな本だったが、大人になって読み返して、違うものを読んだかのように響きに違いを感...

三月の青と銀色のある日の暮れ方 こんな言葉がちりばめられていて、舞台のプリンスエドワード島へのあこがれがつのる。 単純な家庭の物語なのにひきこまれ、すいこまれ、つい開いて読みたくなる。 子どもの頃も好きな本だったが、大人になって読み返して、違うものを読んだかのように響きに違いを感じた。 最近はの人は読んでもこの響きを感じないのかもしれない。 人気はなさそうで、書店でも見かけることは減ってきたが本屋大賞やベストセラーよりも面白いとおもう。 いいものを読んだと思える本のひとつだった。 物事がシンプルであっても退屈でない、重なりあう美しい日々のくらしがたくさん出てきて憧れてしまう。村岡花子の翻訳が絶品である。

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2017/05/08
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最後まで祖母をぎゃふんとまでは言わせられなかったのは少し悔しいですが、思い通りにならなくて、顔をしろくろさせているのは小気味よかったです。これからは三人で邪魔されず過ごしてほしいところですが、どちらの家にもまだ入り込む隙があるのでまだまだ波乱はありそうですね。

Posted byブクログ

2016/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

赤毛のアンが大好きなのにこの本は読んだことがなかった。 抑圧され続けてきたジェーンがプリンスエドワードの素晴らしい自然や温かい人々の中で解放され、ぐんぐん成長していく様子は読んでてスカッとします。おばあさんもアイリーンおばさんもきついけど、両親もなかなかきつい毒親だと思えて仕方ない。ジェーンがそこにもちゃんと気づけているのは救いかな。アンも好きですが、ジェーンも好きになりました。他のモンゴメリの作品も読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2014/02/06

思わず応援したくなる!! あの赤毛のアンの作者が描く個性的な人々、そして完璧ではないけれどなぜだか惹かれずにはいられない主人公ジェーン!! つらい境遇にも負けない彼女を、思わず応援したくなります!

Posted byブクログ

2013/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アンに比べると現実的、エミリーと比べると裕福だけれども、祖母の元で萎縮していたジェーンが、プリンス・エドワード島の自然と、闊達で頭のいい父親との生活で(おそらく本来の)精神と身体の魅力を開花させて行く一種のサクセス・ストーリー。 微妙にジェーンの母で、祖母の溺愛する娘であるところの美しいロビンが、ジェーンと比較してあまりにも短絡かつ無責任なのは、甘やかされたお金持ちのお嬢さんという設定上のことなのか、意図されたことなのか。自分を愛しているお母さまを二度と裏切ることはできないときっぱり言っておいてきっちり裏切っているのがなんとなく消化不良……。

Posted byブクログ

2011/10/28

中学生の時に2度読んだ本書を再読。村岡花子さんの訳は素晴らしいのだが,随所に古臭い感じが否めないので,これを木村由利子さんがどう訳されているのか気になってきて,続けて読んでみようかと思う。

Posted byブクログ