ひとりでは生きられないのも芸のうち の商品レビュー

内田樹【著】

2022/11/06

ジャケ買いならね、タイトルにひかれて借りちゃいました。ちょっと疲れているのでしょうか。
著者は大学教授。ブログの厳選集でした。

2007年頃の世の中は、こんな感じだったかぁ、と。少子化、非正規雇用、派遣切り、サステナブル、などなど。今ではだいぶ聞き慣れたものがテーマになっています。哲学的でわからないことも多々ありましたが、総じてタイトルに帰結しているんだということはわかりました。

I cannot live without you.
だからこそ、あなたにはこれからもずっと元気で生きていてほしい

2015/12/31

大分前に読んだので、忘れてしまったけれど、でも内田さんの話は相変わらず面白いなぁと思いながら読んだと思います。

2014/02/18

イラク戦争の頃から、アメリカの胡散臭さが気になり、今ではすっかり反米にシンパシーを感じていた。そのため、本書に書かれてあるアメリカ論に深く頷けた。
移民が新世界を見て、広大な森林に興奮して、木を伐採しまくって西に進み、西の果てまで来ると海を渡り、アジアへと進んだ。だから難癖つけてイラクまで侵攻する必要があったわけだ、とか。
雑誌CanCamのコンセプト、めちゃモテ戦略は日本人のメンタリティに親和する、つまり九条。といった肩の力が抜けた話を立憲主義を蔑ろにする時の首相に聞かせたい、とも。

2013/02/15

再読。前は途中までしか読まなかったのかな？
面白いエッセイで、なるほど〜と思うことも少なくないのだけど、何か物足りなく感じるのはなぜだろう？
ちなみに後ろから読んだ。最初の方は2007年ごろの若年者就労問題なので(ブログに書かれたのはもっと前？)やや古く感じてもしょうがないのかも。
読みやすい文体とユニークな視点がこの筆者の持味と思うので、他のエッセイも読んでみたい。

2013/01/18

仮想敵への憎悪を梃子として結びつける。移民問題と若者の失業問題、
受益機会に恵まれない
弱者のナショナリズム
強欲な強者のナショナリズム

2014/07/07

樹さんの文章結構好きなんです。
今回もタイトルに惹かれて読んでみました。
この人日常生活で心配事多いやろうなぁ…
なんて余計な心配をしながら。笑”
個人的には「めちゃモテ・ニッポン」がおもしろかった。
最近はあの人がいなかったら今の自分はいない。
って人が増えてきています。
あの人がいなかったら生きていけない。
そんな人が多くなる事を願ってやみません。

2012/11/27

ブログまとめ本。やや乱暴だけど、ふんふん、と思うところは多い。
だけど言葉が難しい。言葉を知らない読者をふるい落としにかかっているとしか思えない。辞書片手に読めば、語彙を増やすいい機会になるけど……むしろそれ目的で大学生とかに読ませるといいのかも。

2012/05/28

いろいろかいてある。
「孤立」というのは、合理的に考えて人類が選択したものだ。

というか、どんな考えも与えられた前提条件、前提条件の変化の可能性
に対する合理性から、人は選択をしている。無意識的に。
それはたぶん、高度な情報処理、かも、逆にシンプル？わからず。

なんにしても、例えば、現在の日本では、平和が長く続きすぎて、
前提条件が変化すると言うことを意識に入れていないことが往々にしてある。
それは、平和のコストでもある。

どうなっていくのやら。

2012/05/07

まただ。。この本は家にあるのに、同じものを買ってしまった。

しかも内田樹さんの本でこれをやってしまったのは二度目。内田さん以外の本で二度買いしてしまった事は無い。

なぜこんな事になったか考えたが、内田さんの本は多くがテーマありきでは無く、これまでのblogの抜粋から本にまとめ、タイトルをつけるものが多い。

内容も一つ一つ独立しているため、タイトルを見て「ああ、あの内容のヤツね」と、ならない。内容がバラバラなだけに緩いタイトルが付いてるし…

しかもblogも読んでる私は、パラパラと中を見て読んだ記憶があるものを見つけても「blogで読んだ？」と思ってしまいがち。

あとは、昔読んで腑に落ちなかったものが、今は急にズバッと来て新鮮に感じたりする。

という事で、改めてこの本を読みましたが、新鮮。
と同時にここで書かれた頃と今との、人々の意識の変化に驚いてしまう。

昔読んだ時は、私自身、仕事を通して自己実現！思想に浸かっていたクチだけど、今は違うし、周囲でもその路線を通してる人は減った。

今年の新卒はずっと同じ会社に勤めたい、安定思考が多数派らしいし。

私達はなんて時代の雰囲気に敏感なのだろう。
しかもなんて思想を経済に左右されているんだろう。

2012/04/30

久し振りに、心が動かされた本に出会えました。
武田鉄矢が、内田樹の話はよくされているので、気にしていくつか本も読んできましたが、これいい！！
常識を、言葉にしてみた
というが、常識が壊れてきている今、こういう本は、いい刺激です。
腑に落ちましたよ。かなり。
少し、難しいので、いつくかわからない箇所もありましたが、いい本でした。
ありがとうございます。