フェレットの冒険(2) の商品レビュー
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フェレットの冒険 2 「フェレットの冒険1」でも書いたように、このシリーズはバック氏の”今の世界のとてもネガティブな状況を憂慮して、ポジティブな物語を書きたかった”という主旨から書かれているため、とても楽しく誇り高く友愛に満ちた物語です。それでいて教訓臭くはなく、わくわくするような冒険仕立てを楽しむことができます。 2作目はパイロットの物語です。氏の知識と経験をフルに生かした物語となっています。前回は友愛と誇りとチームワークが主題だったのですけれど、今回は魂と命の連なり、そして愛が主題です。 全てのフェレットには守護神が付いていて、その守護神の依頼によって出動する天国の特殊部隊があります。今回のミッションは、小型ヘリに乗って、2匹の飛行機乗りのフェレットを出会わせること。一生懸命暴風雨を起こしたり、耳元でささやいたり、大声で叫んだり(あちら側に属するフェレットなので、直接は見えたり聞こえたりしないのですが。。。)して、2匹をある空港に誘導しようとするのですが、2匹とも使命感が強くなかなかミッションをあきらめてくれません。はてさて2匹は出会うことができるのでしょうか? 1作目に登場した美貌のロック歌手のグループの歌が出てきたりして、サービスもなかなかのものです。 フェレット(ここでは擬人化しているので人も入ります)もまんざら捨てたものではないし、こういった素晴らしい生き方も選択できるのだと気づかせてくれるとても良書だと思います。 やさしい話なので、子供への読み聞かせなぞしてみては如何でしょうか? 戦いや殺人がない物語なんてつまらないと子供に言われてしまうかもしれませんが・・・ 竹蔵
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フェレットシリーズ、第一段は船のお話でしたが、第二弾はバックの本領発揮とも言える飛行機の話であり、またスピリチュアルな話でもあります。 もうだめかも、まだいけるかも、心の声が何か言っている時には、あちら側のみなさんが助けてくれているのかもしれません。嵐が起きたり止んだりも、守護...
フェレットシリーズ、第一段は船のお話でしたが、第二弾はバックの本領発揮とも言える飛行機の話であり、またスピリチュアルな話でもあります。 もうだめかも、まだいけるかも、心の声が何か言っている時には、あちら側のみなさんが助けてくれているのかもしれません。嵐が起きたり止んだりも、守護天使が頑張ってくれたのかもしれません なんてことは、僕は信じないけれど、読めば大変良い気分になるのもまた事実。それは信じたいということでしょうか。
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物資を届ける貨物輸送機の女性操縦士ストーミィ。激しい嵐のなか、なんとか着陸する。 カフェテリアで、同じ考えを持つ、同じ夢をみたストローブと出会う。嵐が起こらなければ出会わなかったであろう。 そして、守護天使バクスターと孫娘ウィローのお話。 空を飛ぶことへの思い、そして子供達にもその喜びを、と愛にあふれた物語。
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リチャード・バックが、裏切りだの、暴力だのばかりが出てくる最近の小説や映画に辟易して、愛と勇気ばかりが出てくる物語を書くことを決意、バックのうちでともに暮らす10匹のフェレットから助言を受けて書いた5つの物語。 第1巻は海の救助隊だったが、第2巻はパイロットたちの物語。飛行機乗り...
リチャード・バックが、裏切りだの、暴力だのばかりが出てくる最近の小説や映画に辟易して、愛と勇気ばかりが出てくる物語を書くことを決意、バックのうちでともに暮らす10匹のフェレットから助言を受けて書いた5つの物語。 第1巻は海の救助隊だったが、第2巻はパイロットたちの物語。飛行機乗りリチャード・バックが空飛ぶ様子を細々と書いているのが楽しげで可笑しい。 ぼくが感動したのは、毎度、最初に出てくる序文みたいなものに書かれた一文。ここは、アントヌス・フェレットという、おそらくフェレット界で有名な昔の物語作家が書いた寓話が紹介されている。 今回のは『ワシとフェレット』という寓話。 空を飛びたいと願ったフェレットたちは一生懸命に練習して、やっとその夢を叶える。しかし、喜びもつかの間、どれほど努力しようとワシのように高く、速くは飛べないことを悟って、落ち込んでしまう。でも、初めて空を飛んだフェレットはこう言います。 「飛ぶ上でほんとうにたいせつなのは、高さではなく心がまえなのだからね。速さではなく、空に見いだした道を楽しむことにあるのだからね」 なんと! かつてジョナサンという名のカモメに「大切なのはいかに速く飛ぶかだ」と言わせたバック。40年の月日が流れて、バックの飛行機乗りとしての哲学は、より強く、より優しくなったようだ。
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飛ぶことが大好きな優秀なパイロットジャニーン、通称ストーミィと 同じく優秀なパイロットのストローブ。 任務を中断させてお互いの航路の中間地点で2匹を出会わせるために エンゼル・フェレット・フェアリーたちは 嵐を起こしたり飛行機にトラブルを起こしたりと大忙し。 しかし自分の仕事にこ...
飛ぶことが大好きな優秀なパイロットジャニーン、通称ストーミィと 同じく優秀なパイロットのストローブ。 任務を中断させてお互いの航路の中間地点で2匹を出会わせるために エンゼル・フェレット・フェアリーたちは 嵐を起こしたり飛行機にトラブルを起こしたりと大忙し。 しかし自分の仕事にこだわる2匹は 守護天使の忠告に耳を貸さずに任務を遂行しようとするのだけど… これも表紙借りです。笑 やっぱり専門用語が多いけれど話のすじはわかりやすい。 守護天使の無限後退が存在します。 今回はストーミィたちよりも守護天使のバクスターが主役かなぁ。
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フェレット界の世界観がすごいでかくて 驚かされます。 エンジェルフェレット・・・ フェレット知れず 世界を掛ける天使達。 今回はそんなフェレット天使が 意志の固い2匹を引き合わせるために 奔走してます。 2匹の女の子の方が本当に頑固で ある意味、可愛いです。 きっと、表紙の子...
フェレット界の世界観がすごいでかくて 驚かされます。 エンジェルフェレット・・・ フェレット知れず 世界を掛ける天使達。 今回はそんなフェレット天使が 意志の固い2匹を引き合わせるために 奔走してます。 2匹の女の子の方が本当に頑固で ある意味、可愛いです。 きっと、表紙の子です。 全五巻、来月、新潮文庫から3巻が出るのが 待ち遠しいです。
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『かもめのジョナサン』の著者リチャード・バックによる、ペットのフェレットたちに導かれて書いたという「フェレットの冒険」シリーズ第2弾です。 第1弾は、海の勇敢なレスキュー・フェレットのお話でした(レビューはこちら)。そして本書、今度は空のお話です。 これはもう、あたくしど真ん...
『かもめのジョナサン』の著者リチャード・バックによる、ペットのフェレットたちに導かれて書いたという「フェレットの冒険」シリーズ第2弾です。 第1弾は、海の勇敢なレスキュー・フェレットのお話でした(レビューはこちら)。そして本書、今度は空のお話です。 これはもう、あたくしど真ん中でした。すんごい良かったです。 主人公は、貨物輸送機の女性パイロット、キャプテン・ジャニーン・フェレット。通称ストーミィ。彼女もやはり自分の職業に誇りを持っていて、心から空を愛している。そしてこの世界と平行して、もうひとつの世界が存在します。ストーミィは気付いていないけれど。 うう、このあたりは書いてしまうとネタバレになっちゃうのかなー。そこがど真ん中だっただけにものすごく書きたいんだけど。ストーミィの恋とかね。その恋に関係する事柄が、もう泣かせるんですよ。すっごく素敵で、まさしく「深イイ」話です。ほんとにほんとに心があったかくなる物語。読了後、幸福感に包まれました。1巻の話よりめっちゃ好きです。 動物の話だから、表紙のイラストからも、子どもの本のように思えるかもしれませんが、これは決して児童書ではありません。大人向きです。もちろん子どもが読んでも楽しめるとは思いますが、それぞれの職業の専門用語がバシバシ出てくるので子どもにはちょっと難しいところもあるかもです。なので大人のみなさん、だまされたと思って読んでみてください。とくに2巻はお勧めです。 3巻早く出ないかな〜。待ちきれなければ原書を読めばいいんだろうけど、この装丁とイラストと訳を味わいたいのでできれば翻訳で読みたいな。 読了日:2008年4月15日(火)
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