プーチンのエネルギー戦略 の商品レビュー
サハリン2プロジェクトのロシア側の乗っ取りの経緯やロシアがウクライナへのガス供給を停止した経緯についてよくまとまっている。改めてロシアとの関係構築のあり方を考えさせられた。
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2008年刊行。北海道大学教授。ロシアを中心とする国際政治学専門。石油価格高騰により経済的な立ち直りを見せたロシア。当時はプーチン政権下であったが、彼は、その利益を遺憾なく享受し、さらには、資源獲得競争(特に中央アジア)に乗り出している。この事実をロシア国内情勢、中国・EU・米国などとの関係など多面的に分析し、また、北方領土返還との関連性(小泉政権)をも検討。ロシアが対外的に強気に出ていた理由、中央アジアについて米国と共同歩調をとる理由等の疑問点解消に役立った。
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