世相講談(上) の商品レビュー
企業名を前面にした「会社の渡世」とは異なり 市井の人々についてをナラティブに作り上げる距離感は江分利満氏のそれに近いかもしれない。
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向田邦子は、山口瞳が書いたもの中では、『世相講談』しか認めない、と本人に向かって何度も言った、と沢木耕太郎さんが何かで書いてました。それで、そんなにおもしろいのか、と思って読みました。 小説なのか、エッセイなのかよく分からない不思議な内容でした。作者の経験をもとに、書いている...
向田邦子は、山口瞳が書いたもの中では、『世相講談』しか認めない、と本人に向かって何度も言った、と沢木耕太郎さんが何かで書いてました。それで、そんなにおもしろいのか、と思って読みました。 小説なのか、エッセイなのかよく分からない不思議な内容でした。作者の経験をもとに、書いているのでしょうか? 地方のストリップ劇場のことを書いた、「最果ての踊子」もっとも興味深く読みました。
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昭和40年、というから1965年。ということは、50年近く前の日本の世相を、毎回違う職業の人をモデルにとりながら山口瞳がやや物語風に語ったもの。 味がある。
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