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葡萄と郷愁 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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国を異にした二人の女…

国を異にした二人の女子大生が、人生を左右する重大な決断を下す1日。残り少ない時間の中で、今までたどって来た道のりを振り返り、自分にとって何が大切か、何を優先すべきかを悩み迷い続ける二人。揺れ動く気持ちの中、最後にはその決断の瞬間を迎えます。

文庫OFF

日本とブダペストの2…

日本とブダペストの2人の女性の人生の決断についての物語。人生とは何か? 幸せとは何か? 友情とは? 家族とは? すらすらと読めるがじっくりと考えさせられる作品。2人の対比で描かれている構成も見事です。

文庫OFF

2024/05/22

なんとも言えない良 もっと私に海外の景色が思い浮かぶような想像力があればよかったな 自分の読解力が足りない感じがした でも、こういう言い回しをするのか、とか こういう文章を考えるんだーとか、そういうのが新鮮で面白かったです

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2016/01/26

純子とアーギ、全く接点のない2人の女性が主人公。共通しているのはこれからの人生を左右するような電話を待っているということ。 これ、アーギのパートの必要性がいまひとつ判りませんでした。純子のパートはあの短い話の中に様々な人の人生が垣間見えるようで面白かった。 打算的な結婚も決して悪...

純子とアーギ、全く接点のない2人の女性が主人公。共通しているのはこれからの人生を左右するような電話を待っているということ。 これ、アーギのパートの必要性がいまひとつ判りませんでした。純子のパートはあの短い話の中に様々な人の人生が垣間見えるようで面白かった。 打算的な結婚も決して悪いとは思わない。作中にあったように大恋愛の末に結婚してもうまくいくとは限らないし、逆にお見合いで妥協の末にした結婚でも、相手に愛情を感じずっと寄り添っていけるかもしれないし。 星は4つでも良かったけど、アーギ編が個人的にいまいちだったので3つということで。

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2014/08/17

日本と外国(ブダペスト)の二つの国に生きる青年たちの物語なのですが、この二つの場面がどこでどう重なるのか、少しサスペンスっぽく読めました。ラストは「何だー」ってなるかもしれませんが後味は意外とすっきりしますよ。

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2014/02/10

岡部が日本に持ち帰った手紙が印象的。思い出は甘美だけど、その中でしか生きられないのは寂しいこと。前をみなければ。 ワインが飲みたい。

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2011/04/09

二人の若い女性の岐路。 彼女達はどのような選択をするのか… 自分の生きる道、その伴侶、おいていくもの、もっていくもの… 先へ先へとページをめくる。 あぁ、そうかと納得。 私が彼女達なら、きっと同じ選択をする。 現に、同じような行動をとったこともあるもの。

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2010/11/09

文章は流石、きれい。 しかし、二人の女性について 交互に話を進める必要はあったのだろうか? 時間軸以外に二者に関連はなく、 『凝った設定にしてみました』 という感じしか受けなかった。

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2010/08/16

外交官との結婚を迷いながらきめた主人公。 好きじゃない男性を、一緒に暮らしながら、少しずつ好きになる。 女性はまず日々の暮らしに満たされなくてはならないから。 この作品を読んだ当時は、私もそんなことが簡単にできてしまうと考えていた。 マスカットを一房くれた幼なじみの男の子。汚い部...

外交官との結婚を迷いながらきめた主人公。 好きじゃない男性を、一緒に暮らしながら、少しずつ好きになる。 女性はまず日々の暮らしに満たされなくてはならないから。 この作品を読んだ当時は、私もそんなことが簡単にできてしまうと考えていた。 マスカットを一房くれた幼なじみの男の子。汚い部分を見ても、出会った頃の光が失われても、私ならずっと一緒にいたいと願う。 時間は流れる。いいようにも、わるいようにも。 女性の幸せと、おかれた環境、時代、時間…考えてしまう作品でした。

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2010/03/10

舞台はブタペストと東京。国境を越え、一見、何のつながりのない女子大生2人の平行したストーリー。東京の女子大生は、将来を約束された未来のエリート大使からのプロポーズで悩み、一方ハンガリーの女子大生は、自国の家族、友人を捨て、豊かな暮らしのできるアメリカへの出発を悩む。 この本が書...

舞台はブタペストと東京。国境を越え、一見、何のつながりのない女子大生2人の平行したストーリー。東京の女子大生は、将来を約束された未来のエリート大使からのプロポーズで悩み、一方ハンガリーの女子大生は、自国の家族、友人を捨て、豊かな暮らしのできるアメリカへの出発を悩む。 この本が書かれた1986年はまだベルリンの壁も落ちる以前の、東欧、西欧がぱっくり分かれていた時代。ほんの25年前の話なのに大昔のようでもあるし、かと思えばほんの昨日のような気もする。ソビエトの勢力を受けていた当時のハンガリーの大学生の生活ぶりは日本人のものとかなり異なり、読んでいて興味深い。今ではすっかり発展したものの、当時の傷跡が未だに色濃く残るマジャール国(ハンガリー)にまた行きたくなった。 それにしても、当時の日本の女子大生も、今と比べるとずいぶん純情だったのねぇ。

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