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精霊探偵 の商品レビュー

3.1

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2021/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前知識もなく初読みの作家さんで、あらすじの『ちょっと不思議でほんわか切ないスピリチュアル・ミステリー』のフレーズに惹かれて読みました。 交通事故で奥さんを亡くして茫然自失の男性が主人公なのでスロースタートで始まります。 テンポ的に、あんまり合わない作家さんかも……と思いつつ、前半を半ば惰性で読み続けてたら、中盤から後半と、もうどこに着地するのかサッパリわからないくらい振り回された挙句、大どんでんを迎えました‪w 古代の遺物まではまだ良かったんですけど、SFはあんまり得意ではないので、前もって知って起きたかった‪。 後半にある一文で、『異獣の存在が、妖怪的なものからだんだん滑稽なものに存在を変えつつあるような気がした』ってのがあったのですが これ読んだ時、いや異獣っていうか、この小説自体がコメディに転がってるしっ!と胸の中でツッコミが入れてしまいました。

Posted byブクログ

2018/12/14

最愛の妻を事故で失って以来 人の背後霊が見えるようになった主人公 頼まれ始めた探偵もどきで人探しをするうち 1枚のカードからとんでもないことに巻き込まれるハメに。 ホラー寄りのファンタジーって感じ。 途中までは面白かったが、解決はあっけなく そして真相にびっくり

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2018/10/10

事故で妻を亡くして以来引き籠もり背後霊が見えるようになった新海が、人捜しを依頼され能力を使い探偵の真似事を始める。除霊によりホームレス男性が成功したり、動物霊を手懐け小学生女子が押し掛け助手になったりする中現れた、人に取り憑く異獣の侵略。わくわくしたけれど、意外な真相やその先の結...

事故で妻を亡くして以来引き籠もり背後霊が見えるようになった新海が、人捜しを依頼され能力を使い探偵の真似事を始める。除霊によりホームレス男性が成功したり、動物霊を手懐け小学生女子が押し掛け助手になったりする中現れた、人に取り憑く異獣の侵略。わくわくしたけれど、意外な真相やその先の結末が何だか皮肉。

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2017/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故で妻を喪った主人公。 ぼんやりとした世界で死人のように生きる彼の目には「背後霊」が見える。 彼の唯一の社会との接点は喫茶「そめちめ」。 そして「そめちめ」の縁をきっかけに人探しの依頼を引き受けたことで、密接に絡み合う不可解な事件に足を踏み入れることとなった。 背後霊が見えるという特殊能力で人を救い、少しずつ社会との繋がりを取り戻す主人公。しかし捜査をする中で、手がかりの1つである不可解な「カード」の存在が徐々に闇を帯びてくる。物語前半は主人公の特殊能力が活きる展開であり、繋がらない解決の糸口が面白い。 後半はテイストが変わり、SF?ミステリ?いや、ホラーのような印象を受けた。 鵺が人間に憑依し支配しようとした理由として語った、思考や行動が多様な人間は効率が悪く、鵺と共生する方が幸福になれるという主張は少し陳腐な気がして残念だった。テレビ局を巻き込んだことや、にんにくや虫除けの下りはもっと別の展開でも良かったのでは…。 終盤、主人公自身が背後霊だったことには素直に驚きを感じた。 だが最後の最後、モヤっとした終わり方だったなぁ…。 全体的にテンポよく一気に読み進められた。特に前半が面白い。☆3。

Posted byブクログ

2017/06/12

表紙とタイトルでハズレかな?と思ったけど、読み始めて初読の作家ではないことに気づいた「ちほう・の・じだい」の作家か。星新一みたいなやんわりとした文体で進む長編。 妻を事故で亡くし、呆然自若となった主人公は、他人の背後霊を見たり話したり出来る能力を身につける。その能力を使って、失...

表紙とタイトルでハズレかな?と思ったけど、読み始めて初読の作家ではないことに気づいた「ちほう・の・じだい」の作家か。星新一みたいなやんわりとした文体で進む長編。 妻を事故で亡くし、呆然自若となった主人公は、他人の背後霊を見たり話したり出来る能力を身につける。その能力を使って、失踪した女性を探し始めるが、手がかりがほとんど無く…。 SFってほどSFでもないけれども、因果関係や弱点など、対応させるように書かれているあたりが、ポッと出のハズレ本作家とは一線を画していて、読んでいて非常に安心感が伴う、良い文章である。 ただし、時々ほころびが見られるんだよなあ。この作者の本には、今回同様SFというよりも霊魂だとかをテーマにしたものが多いようだけど、その原点部分が危うく見えることがある。 たとえば、人には人の背後霊が付くというような話かと思えば、急に昆虫が付いていたり、霊には塩という図式が万能だったり万能でなかったりと言う点である。万能でない方は良いのだが、万能なときは万能すぎるんで違和感を感じるよね。 また、オチもなあ。 縄文よりは弥生のほうが良かったのでは?とか、過去の人間(?)が苦労して閉じ込めたものの弱点がそれ?とか、クライマックスのドタバタの中途半端さ(これは仕方ないか…)など。 眉村卓あたりのジュブナイルもののような楽しく、安定した手法ながら、頭のなかには和田誠のイラストが浮かぶ、ちょっとした気分転換にオススメしたい1冊ではある。

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2016/10/23

発想は非常に面白いと思った。で、後半に入るまでは結構ワクワクしてたんだけど・・・ う~ん、SFと云うか何と云うか、、そう云う話だったんだ。あれまあ、残念ってことになりました。熊本市が舞台の話って珍しい。多少土地鑑があるので、個人的にはそこは面白かった。

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2015/02/09
  • ネタバレ

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へえ、黄泉がえりの人なんだ…って、読んだことは無いけれど。タイトルが気になって手に取ったところ、妻を亡くして意気消沈している男の社会復帰がてらに不意に舞い込んだ人捜しの依頼。この主人公が少し特殊なのは背後霊が視えること。地道だけど何の手がかりもない中、ど素人丸出しでマイペースに行方不明者の足跡を辿る主人公に不思議と苛立ちや嫌悪感はない。しかもその特殊能力は少し面白いし、ぶっとびSFながらも続きが気になったり、ハラハラさせられる場面もある。 しかし、後半に進むにつれ何でもありの感が漂ってくる。鵺の存在と縄文土器に繋がりはあるのか?そもそも本自体に時代錯誤があると書かれていた気がする。そして、鵺は本当に猫が苦手なのか?ニンニクも防虫スプレーも。荒戸がテレビで異獣の存在を公表した時、憑依された者たちが怯む必要はあったのだろうか? 結論から言うと、私はこの作者は行き当たりばったりでここまで書ききったと思う。そしてそれが真実なら、作者は中々の意外性を持った人物だろうと伺える。ただ寧ろ勢いで書ききった感じしかない。これが最初からプロット立ててこの物語を書いたとしたら私は逆に失望してしまう。 SFでもファンタジーでも、ある程度な世界の理屈、論理、規則に従っていないと破綻をきたす。そういう意味ではこの物語は小中学生が書いていても不思議とは思わないくらい世界観の構築が雑だ。 出たとこ勝負だから許せる話であって、絶対本格派にはなれないというのが私の意見。 まさかまさか、人捜しが摩訶不思議なカードに繋がり、未知のインベーダーに導かれるとは。しかも最近、遺跡から出土した縄文土器から。 ここまで素直に『心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば』(徒然草より)あっぱれとも感じるが、類似品を続けて2作品は読みたくないなと微妙な後味を残した作品だった。 確実に新感覚、物珍しくもあり、出会った事のある類の作品では無いのだけれど、ね。

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2014/07/23

背後霊が見える男。 妻の死後、人々の後ろに背後霊が見えるようなる。 ひょんなことから始まった探偵仕事から、不思議な事件へと巻き込まれていく。 私的には、ホームレスのおじさんが悪い背後霊を祓われてからのストーリーが好き。 最後の最後が驚きで、ちょっと切ないな…。 梶尾さんにハマ...

背後霊が見える男。 妻の死後、人々の後ろに背後霊が見えるようなる。 ひょんなことから始まった探偵仕事から、不思議な事件へと巻き込まれていく。 私的には、ホームレスのおじさんが悪い背後霊を祓われてからのストーリーが好き。 最後の最後が驚きで、ちょっと切ないな…。 梶尾さんにハマりつつある。

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2014/02/02

帯の煽り文に魅かれ、思わず購入した本。 内容は確かに面白い、面白かったが、私の下した評価は『微妙』 確かに流れとか勢いとかは面白い。不思議系でSFチックではあるが悪くはない。しかし、途中までだ。非常に残念だとおもう。終盤が ヒーローもので、悪の組織のトップといざ闘おうと言う時に悪...

帯の煽り文に魅かれ、思わず購入した本。 内容は確かに面白い、面白かったが、私の下した評価は『微妙』 確かに流れとか勢いとかは面白い。不思議系でSFチックではあるが悪くはない。しかし、途中までだ。非常に残念だとおもう。終盤が ヒーローもので、悪の組織のトップといざ闘おうと言う時に悪の親玉が「もうここに興味はない、次を目指す、さらばだ」と言って消えちゃうような感じだ 終盤手前まではとても面白かった。特に黒猫の生かし方がとてもよかったと思う

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2013/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルと表紙から、ほのぼの日常感動ファンタジー系かと思っていたのですが、、、完全に予想外。 とはいえ途中まではなかなか面白く読んでいたのですが、後半は突っ込みどころ満載のトンデモ展開で、置いてけぼりくらった感。 やっつけ?  ラストも「え?それでいいの?」と思わずにいられず。 主人公の設定とそれを活かして~という部分は良かっただけに残念。 猫はまだいい。防虫スプレーとニンニクは無いだろう、、、

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