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一夢庵風流記 の商品レビュー

4.2

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

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2019/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2度目のような気がするが、面白く読めた。史実に基づいている部分は少なく、大半がフィクションだと思われるが想像力は素晴らしい。

Posted byブクログ

2018/04/28

ご存じ漫画『花の慶次』の原作小説。漫画もあまり読んだことはないが、漢気あふれる主人公の印象。 実在するがきわめて歴史上の存在感の薄い人物は、いかようにも脚色しやすい。とはいえ、資料に忠実な面もある。時代劇にありがちな遊び人の世直し読み切りストーリーの連続だなと思っていたら、作者...

ご存じ漫画『花の慶次』の原作小説。漫画もあまり読んだことはないが、漢気あふれる主人公の印象。 実在するがきわめて歴史上の存在感の薄い人物は、いかようにも脚色しやすい。とはいえ、資料に忠実な面もある。時代劇にありがちな遊び人の世直し読み切りストーリーの連続だなと思っていたら、作者は「鬼平犯科帳」などで知られるテレビドラマ脚本家出身だった。 最初面白かったのだが、唐入り(朝鮮出兵)あたりから、凄腕の刺客をやっつける→仲間入りのワンパターンで、主人公がひたすら無双すぎ、途中でいささか飽きてしまったのがやや残念かも。文章は平易で読みやすい。 大河ドラマ「真田丸」で、北条攻めのとき氏直説得のため大名が頭丸めたシーンあったが、これが元ネタだったのだろうか…。

Posted byブクログ

2018/02/04

戦国末期、歴史の表舞台にはあまり立たなかったものの、天下の傾奇者として知られた男、前田慶次郎の一代記をテーマにした小説。昔ジャンプに連載していた「花の慶次」の原作ですね。 さすが隆慶一郎と言うべきか、解説を上手く挟みながら読者をストーリーの中に誘っていき、魅力的なキャラクター(...

戦国末期、歴史の表舞台にはあまり立たなかったものの、天下の傾奇者として知られた男、前田慶次郎の一代記をテーマにした小説。昔ジャンプに連載していた「花の慶次」の原作ですね。 さすが隆慶一郎と言うべきか、解説を上手く挟みながら読者をストーリーの中に誘っていき、魅力的なキャラクター(毎回味方サイドは良いチームになるような)とテンポの良い展開で、気付くと読み終わってましたというパターンでした。 「影武者徳川家康」と比べると、舞台の大仕掛けさや重厚さでは一歩劣るものの、主人公の快活なキャラクターと突飛な行動で気軽に読める印象です。エンターテイメントとして読むならとても楽しい本。 改めて映像化したら面白いのでは…と思ったのですが、直近のポリティカル・コレクトネス的な時流の中ではいくらか魅力はスポイルされてしまいそうです。 全く架空の話として構成し直さないと、マンガ版の様に朝鮮行きが琉球行きに変わったりしそう。女性周りの行動も、直截的なものは上手くかわさないと難しいか。 まぁ、そんなコト言うだけ無粋ですので、面白い小説を楽しめるヨロコビを味わえば良いのかな!

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2018/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今年から新たに本を読むことを目標にした。 まずは、人生初のこの作品から。ご存知の方もいるでしょうジャンプにて連載されていた「花の慶次」の原作です。 小学校の時に読んで漢字が分からず断念し、中学生の時に、影武者徳川家康と一緒に読みました。 花の慶次と色々と内容は違いますが、慶次のキャラクターはそこまで違和感はなく、むしろ少年漫画的な描写はないのでより魅力的に感じました。

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2017/10/17

漫画「花の慶次」の原作となった作品。デビュー作に並ぶ大傑作。主人公の魅力が何よりも素晴らしい。一種のスーパーマンだが望んで求めることのできぬヒーロー像がここにある。

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2017/09/09

前田慶次郎の活躍を描く時代小説。 「北斗の拳」で有名な原哲夫の「花の慶次」の原作としても有名。 捨丸、骨、金悟洞といった、最初は主人公慶次郎の命を狙うものの、その魅力に負けて、いつのまにか付き従うことになるサブキャラクターたちが秀逸。

Posted byブクログ

2017/01/23

熱い!! 日本男児ならこうありたい!と思うような本だと思う!! 要は人。義に対しては義。真実を真摯に考え、自分が犠牲にならずにやり遂げる。まさに仕事人(いくさ人)!現在との違いはあるが人に対する気遣いと己の思っている事を全うしたいと思う。言葉を観ず、人を観れば自ずとわかってく!ま...

熱い!! 日本男児ならこうありたい!と思うような本だと思う!! 要は人。義に対しては義。真実を真摯に考え、自分が犠牲にならずにやり遂げる。まさに仕事人(いくさ人)!現在との違いはあるが人に対する気遣いと己の思っている事を全うしたいと思う。言葉を観ず、人を観れば自ずとわかってく!まさにそのとうりだと思う。 自分の技術や知識が凄い、前より収入が挙がって儲けたから勝ち組...前田慶次にぶち殺されますな!そして「そんなものは永遠に続かないんだと...」かなりの金儲けをした5人のガン患者の言葉も思い出す...

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2022/06/01

多くの人は『花の慶次』の原作として認識しているだろう。なんていう僕も出会いはそうだった。それから隆慶一郎作品を貪るように読んだ。いまでは原哲夫の「慶次」が前田慶次郎のベンチマークになって、そっくりなまま他作品に登場したりしている。だがそれを作ったのはまぎれもなくこの作品だ。 こ...

多くの人は『花の慶次』の原作として認識しているだろう。なんていう僕も出会いはそうだった。それから隆慶一郎作品を貪るように読んだ。いまでは原哲夫の「慶次」が前田慶次郎のベンチマークになって、そっくりなまま他作品に登場したりしている。だがそれを作ったのはまぎれもなくこの作品だ。 この作品を買うのは一度目ではない。人にあげたりもしたので結構な回数を買ったと思う。今回久しぶりに再読したが、漫画と重なる所以外はかなり忘れている。そういう意味では大変楽しく読めた。しかし楽しい半面悲しくもなる。 度を越した傾奇ぶりにカタルシスを覚える作品であろうが、読めば読むほどその凄さと自分の小ささに嫌気が差してくるのだ。 「俺は一体今まで何をして来たんだ」「この人に惚れたらえらいことや」 弥助という登場人物の台詞が僕の気持ちを代弁している。僕だけでなく多くの読者がそうだろう。弥助は逡巡し、「酔いでもせなんだら危ない」と酒に逃げつつ、そんなことを考えている自分をおぞましく観る。 ああ、やんなっちゃうなあ!

Posted byブクログ

2015/04/25

嫁が宝塚歌劇で舞台になることで、本棚に眠っていたが、読みだすと一気に引き込まれた。秀吉、前田利家、石田三成、直江兼継、おまつの方、上杉景勝、、、どこまで作者の創造の世界かわからない、最後は会津、米沢で過ごす、『前田慶次郎』かぶき者は痛快!!

Posted byブクログ

2014/09/01

夫にとっては花の慶次、 私には壮さん。 原作はだいぶおじさんのようですが(笑)、かっこいいことには変わりなし! まつ、もうちょっと出て欲しかったな。

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