もっと知ろうアジア の商品レビュー
中国系マレーシア人。当時日本に住んで21年の著者。10年以上前の本。時代、地域の隔たりを越えて読んだわけだけれど現代の日本にいる自分につながっているものはたくさんある。 その中で第二次世界大戦への認識について、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉が浮かび、いろいろ考えるキッカケにな...
中国系マレーシア人。当時日本に住んで21年の著者。10年以上前の本。時代、地域の隔たりを越えて読んだわけだけれど現代の日本にいる自分につながっているものはたくさんある。 その中で第二次世界大戦への認識について、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉が浮かび、いろいろ考えるキッカケになった。
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ジュニア新書だけあって内容は比較的容易に理解できると思います。 著者はマレーシア人で前編を通して言いたいことは、 「欧米よりの考えばかりではなくアジアの国々を見ろ」 ということです。 戦後と違い、アメリカよりから中国、韓国などのアジアへの比重が増した。 それは政治的な結びつきや経...
ジュニア新書だけあって内容は比較的容易に理解できると思います。 著者はマレーシア人で前編を通して言いたいことは、 「欧米よりの考えばかりではなくアジアの国々を見ろ」 ということです。 戦後と違い、アメリカよりから中国、韓国などのアジアへの比重が増した。 それは政治的な結びつきや経済的な結びつきだけでなく、民間の交流も増えていっている。 その中で日本人はどう付き合っていくのかということを書いている。 著者は長年の日本での生活を通して日本人の考え方を学んでいるが、戦争で日本に蹂躙されたという思いから日本への自衛隊をはじめとする戦力やアメリカに追随する政治を痛烈に批判している。 日本での留学生の生活保障についても多くのことを訴えているが、海外へ留学生なら誰でも感じていることではないだろうか。 日本だけに関わらず公費での留学と違い、私費留学の学生全てに共通することであると考えられる。 アジアとの交流が増え観光で訪れる機会が多くなった今日、自国の歴史とリンクして アジア諸国の歴史と戦争での関わり方を学ぶ必要があると思う。 その中で決して卑屈にならなくて良いが自分が何をするべきか、どうつきぁつていくべきかを考える必要がある。 その際にこの本は非常に良い参考書であると考える。
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