科学バカ人生! の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 講演の質疑応答で多いのが「柳田さんは、なぜ面白い発想ができるんですか? 」という質問。 答えは簡単、24時間,科学のことばっかり考えているからだッ! 街を歩いていても、TVを見ていても、一家団欒のときも、すぐにカウントし、計算し、科学的妄想の世界に入り込んでいく科学バカ! ベストセラー『空想科学読本』の著者が初めて明かす、科学にまみれた生き方は、抱腹絶倒のオドロキと同時に、不思議な感動を呼び起こすだろう。 [ 目次 ] 第1部 穏やかに生きたいだけなのに、身の回りのいろんなことが気にかかる!(科学的に正しい時候の挨拶とは何か!?;ドッペルゲンガー現象はあり得るか?;歌詞が気になって、歌ってなんかいられない! ほか) 第2部 恋や友情や好き嫌いというものは、科学の力でなんとかなるのか、ならんのか?(恋人に放尿音を聞かれないための方法を探る!;男の37%はバレンタインデーとは無縁のはずなのだ;宝くじが当たる科学的な買い方はあるのだろうか? ほか) 第3部 仕事をすればするほど、新たな科学的興味が湧いてきて、キリがない!(宇宙旅行7泊8日28億円は高いのか?;70秒でひとネタ話す技術が身についた!;恐るべし、ハイジの巨大ブランコ体験! ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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不思議研究所所長森田健氏の本を読み、なかなかハードだったため、ソフトな空想科学読本の柳田理科雄氏の本が読みたくなりました。 相変わらず、日常の中から不思議を抽出しては、ひたすら真面目にその計算に取り組んでいる様が微笑ましいです。 science nerdが科学おたくのことを指すと...
不思議研究所所長森田健氏の本を読み、なかなかハードだったため、ソフトな空想科学読本の柳田理科雄氏の本が読みたくなりました。 相変わらず、日常の中から不思議を抽出しては、ひたすら真面目にその計算に取り組んでいる様が微笑ましいです。 science nerdが科学おたくのことを指すと知りました。 日常の中の光景から始まるのですが、文章が面白おかしく軽快で、楽しく読み進められます。 きちんと最後にオチもついているし。 一年中気温が15度から20度の間の快適な場所は、なんとエチオピアなんだそう。 アジスアベバは住みやすい場所なんですね。 バレンタインデーで男性がチョコレートをもらえない確率などは、かなり不確実な数値が割り出されていますが、まあ答えへ向かう導き方こそがこの人の腕の見せ所。 どの項目も、(すごいなあ、よく調べようと思いつくなあ)と感心しながら読みました。 小さい頃から生粋の科学バカだったようで、好きになった女の子にも、自作のあやしい光る車をプレゼントして、返事をもらえなかった切ない思い出などが語られていました。 男女の恋愛の機微を知るために、少女漫画を大量購入して読んだ所、そのほとんどがハッピーエンドだった話や、かつてのマンガよりも、今では登場人物があまり死ななくなったなど、読みなれている側からするとなかなか気付かないことも書かれています。 「飛ぶ鳥を落とす勢い」を検証するところから、なぜか松坂投手の偏差値が36だったことまで暴露しており、その迷走ぶりが笑えます。 「イタチごっこ」「ネズミごっこ」というネーミングを不思議がっていましたが、さすがに手も足も出ないようでした。 ハイジの巨大ブランコの話は、以前ネットで読んで大笑いしましたが、誰が書いたのかずっとわからずじまいでいたら、元ネタはこの著者の『空想科学読本3』だったとわかりました。 まあ、考えてみれば、さもありなんですが、スッキリしました。 『平家物語』には、清盛公が高熱を出して炎となって燃えた話や、彼が太陽を後戻りさせた話(日招き伝説)があるのだそう。 なんだかすごい物語なんですね。 山頂で金の扇を振って、太陽を呼び戻したそうです。 彼はスーパーマンの10億倍の力持ちだと、計算していました。 伝説にまで計算のメスを入れてしまうとは、おそるべしです。 日常の小さな疑問をなんでも計算して数値に置き換えようとする著者の姿勢には頭が下がるばかり。 周りや家族はさぞ大変なことと思いますが、本人は好きなことに好きなだけ没頭できて、とても幸せでしょう。 そんな著者のハピネスが全編を通じて伝わってくる、楽しい一冊です。
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『「なぜ,どうして?」と問うところから科学がはじまる』とよく言われるが,柳田さんはその最たる人でしょう。 本書はいわゆる「空想科学読本」シリーズと毛並みは違うけれど,「日常生活に科学の要素はこんなにイッパイ」ということがわかるでしょう。 中学生や高校生にも本書は読んでもらいたいし...
『「なぜ,どうして?」と問うところから科学がはじまる』とよく言われるが,柳田さんはその最たる人でしょう。 本書はいわゆる「空想科学読本」シリーズと毛並みは違うけれど,「日常生活に科学の要素はこんなにイッパイ」ということがわかるでしょう。 中学生や高校生にも本書は読んでもらいたいし,理科を敬遠してる大人にもぜひ読んでほしい。 日本が技術立国を目指す以上は,科学への興味を掻きたてないとダメだから。 柳田さんのような「科学への興味を」引き立ててくれる人が増えればいいのに…。
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科学的に正しい挨拶、ドッペルゲンガー、恋人にトイレの音を聞かれない方法など、どうでもいいけど面白い内容。
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「空想科学読本」シリーズが有名な柳田氏が身の回りのことや恋や友情などについて、科学的に分析した本。ひとつひとつの話題が7ページ程度で終わるので、気楽に普通の人が考えないような科学的な分析を楽しめる本です(2008.5.7)
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彼の本を初めて読みましたが,思わず吹き出してしまうこともあり,文系・理系問わず楽しめる本だと思います
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