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夜の絵本 ルオーの贈り物 の商品レビュー

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2019/11/09

【内容】ルオーの絵と、蜂飼耳って人の書いた詩と小さな物語を並べた絵本。 【感想】文と絵のつながりは読んでる分にはあまり感じられなかった。著者の中ではつながってるんやろうけど。 中の詩の一編で、寝転がってると自分の身体が猫の通り道となってしまい踏まれてしまうのだが年間通すとたくさん...

【内容】ルオーの絵と、蜂飼耳って人の書いた詩と小さな物語を並べた絵本。 【感想】文と絵のつながりは読んでる分にはあまり感じられなかった。著者の中ではつながってるんやろうけど。 中の詩の一編で、寝転がってると自分の身体が猫の通り道となってしまい踏まれてしまうのだが年間通すとたくさんの回数踏まれることになり踏まれなかった自分と踏まれた自分ではかなり異なったものになると思うってのがあり、それはおもろかった。そうかも、と。 以前絵本に凝ってて毎月数冊ずつ入手していた時期があり、この本はその頃購入候補のひとつにはしていた。今回図書館で見つけたので読んでみた。

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2013/09/23

ルオーの絵と詩が不思議な空気感を出している。散文の、どこか物悲しい雰囲気と、詩のはりつめたような言葉が素敵だなぁ。 2013/09/23

Posted byブクログ

2010/10/20

ジョルジュ・ルソーの掲載されている絵は、皆、顔である。次から次へと顔が現れる。それを引き寄せるように、蜂飼さんの文章が埋め込まれている。言葉のあやふやさも力強さも、顔が見守っている。何故顔ばかりなのか、ルソーは顔を描く人だったのか。それはあとがきに書かれている。 人と最初に出合っ...

ジョルジュ・ルソーの掲載されている絵は、皆、顔である。次から次へと顔が現れる。それを引き寄せるように、蜂飼さんの文章が埋め込まれている。言葉のあやふやさも力強さも、顔が見守っている。何故顔ばかりなのか、ルソーは顔を描く人だったのか。それはあとがきに書かれている。 人と最初に出合った時、みるのは顔だ。蜂飼さんの一見何気ない日常をえぐり出す言葉とシンクロして、世界は動じない。言葉と顔は同じ方向を向いている。世界は深遠で、星の無い夜に吸い込まれていく。

Posted byブクログ