KIDS の商品レビュー

乙一【原作】,坂東賢治【脚本】,相田冬二【ノベライズ】

2011/04/25

失はれる物語の『傷』を読んだ後にこの作品があることを知り、読んでみた 。
内容は少し違ったけど、この作品の方が全体的に優しい印象。
最後は泣ける。映画版もみてみたい。

2011/09/19

【本の内容】
小池徹平＆玉木宏がピュアな友情・希望を描き出す映画「ＫＩＤＳ」の小説版。

寂れた町のダイナーで出会ったアサトとタケオ。

タケオがアサトの秘密を知ったときから、友情が始まった。

やがて、２人はお互いの心の傷と向き合い……。

乙一原作のせつないファンタジー、映画「ＫＩＤＳ」の小説版。

［　目次　］

［　ＰＯＰ　］
小池徹平＆玉木宏がピュアな友情・希望を描き出す映画「ＫＩＤＳ」の小説版です。

「傷の深さも痛みも二人で半分」

子供の頃、父親にひどい傷つけられたタケオは、ある日、寂れた町のダイナーでアサトと出会います。

やがてタケオは、アサトが人の傷を自分の体に移すことができる、特殊能力を持っていることに気づくことに。

自分の力を利用して、人の痛みを自分に移植する少年。

その傷を昔自分を痛みつけた父親に移動するように言う少年。

タケオがアサトの秘密を知ったときから、二人の友情が始まります。

自分を痛めつけるかのように、自らに傷を移しつづけるアサト。

それが彼の辛い過去への贖罪の行為だと知ったタケオ。

やがて、２人はお互いの心の傷と向き合いっていきます。

二人の少年が織り成す物語、素敵です。

友情の深さと、アサトともちろんタケルの純朴さに、胸が痛くなってきます。

二人の過去の傷も、現在も、そして未来も、共に歩むことで強く、明るく、幸せになって欲しいと願わずにいられないのですが、最後に二人が気付いたことは、今の僕らにも言えることですね（笑）

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2010/01/03

星2.5

　乙一原作の映画化作品の相田 冬二氏によるノベル化作品。

　もうちょっと分かりやすい著者順にして欲しいです。乙一原作なだけで、乙一作品ではないので。

　内容は、可もなく不可もなく。ただ、乙一さんの方を読んでいたら、読む必要は・・・・・。

2009/10/04

乙一の名に惹かれて読みました。っていうか、なぜ？なぜ原作があるのになぜ映画の小説版があるの？しかし先に原作を読んでこっちを読んだら絶対に怒りを覚えると思ったので先に読むことにしました。色々不可解でした。

2009/10/04

映画化されたのをきかっけに手に取った一冊。
まぁノベライズなんですけども（笑
もともとは「他人の傷を自分の体に移すことができる少年」
この設定に惹かれました。
予想通りの面白さでした。

2009/10/04

やさしい二人の少年のお話。大人に利用されてもこの二人のやさしさはそのまま。それは二人が少年だからこそ奇麗なんであって、映画化には断固反対ですｗ
まさかの成人にDON引き！とにかく原作を読んでほしい。

2009/10/04

泣いちゃったし−（・_・。）

めちゃイイ話なんよ−

アサトとタケオとシホ、まじ好きやね−ん☆

映画も見たすなあ−

あ、ヘッシュ君ストラップ手に入ったよん（＾ω＾）

もったいなくて付けてないけど

2009/10/04

「KIDS」は、「きみにしか聞こえない」(01年、角川スニーカー文庫）に
収録された短編「傷―KIZ／KIDS―」が原作。

小池徹平＆玉木宏がピュアな友情・希望を描き出す映画「ＫＩＤＳ」の小説版。

「傷の深さも痛みも二人で半分」
子供の頃、父親にひどい傷つけられたタケオは、
ある日、寂れた町のダイナーでアサトと出会う。
やがてタケオは、
アサトが人の傷を自分の体に移すことができる、
特殊能力を持っていることに気づく。
タケオがアサトの秘密を知ったときから、二人の友情が始まった。
自分を痛めつけるかのように、自らに傷を移しつづけるアサト。
それが彼の辛い過去への贖罪の行為だと知ったタケオ。
やがて、２人はお互いの心の傷と向き合い……。

友情の深さと、アサトともちろんタケルの純朴さに、胸が痛い。
二人の過去の傷も、現在も、そして未来も、共に歩むことで
強く、明るく、幸せになって欲しいと願わずにいられない。

私が読んだのは、『失はれる物語』　 (角川文庫刊）に収録の「傷」でしたが、
「傷」＝「ＫＩＤＳ」　には、ちょっと感動してしまったわ。

とにかく原作も、映画も同等に素敵な作品であること、間違いないですね。
早く映画館へ行かなくちゃ。