斜陽(文庫版) の商品レビュー
同シリーズの『人間失格』を読んだついでに、 これもレンタル版デジタルコミックで。 ストーリーはわかりやすく纏まっていると思うけど、 どうにもアクの強い絵柄で、 「最後の貴婦人」たる「お母さま」が全然かわいく見えないのが悲しい……。
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戦後の華族の衰退を描いた原作のコミック化。 異常な時代だったんだろうなぁと言うのは想像がつく。 その経緯は複雑にこみいっているのであろうが、漫画化されることにより、理解しやすくなっている。
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終戦・没落貴族・滅びの美学 これは少しわかったような気がする。 終戦を迎えて価値観がひっくり返る 大変な時代だったと思う。。。
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一度読んだはずなのに思い出せないストーリーを、もう一度これで読んで思い出しました。女性の描き方が素敵で、胸に迫ります。
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教養6冊目 太宰治ワールドが伝わってくる一冊。 ただ、漫画でかなり概略しているのを感じた。 そのため、話が飛躍してつながりがわかりにくかったのが残念。
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イメージしにくい文章を視覚的に捉えられるし、重たい作品を軽く読めるので(それが太宰が求めてないとしても)ありがたい。生きていない時代の物語を文章だけで創造して組み立てるなんて限界があるし、予備知識の少ない私にとってはとても親切である。だからこそ、本物のファンは心外に感じるのかもね...
イメージしにくい文章を視覚的に捉えられるし、重たい作品を軽く読めるので(それが太宰が求めてないとしても)ありがたい。生きていない時代の物語を文章だけで創造して組み立てるなんて限界があるし、予備知識の少ない私にとってはとても親切である。だからこそ、本物のファンは心外に感じるのかもね。
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「傑作を書きます。大傑作を書きます。日本の『桜の園』を書くつもりです。没落階級の悲劇です。もう題名は決めてある。『斜陽』。斜めの陽。『斜陽』です。どうです、いい題名でしょう。」 この言葉の通り、『斜陽』は大傑作となり「斜陽族」という流行語を生み、太宰治は一躍流行作家になりまし...
「傑作を書きます。大傑作を書きます。日本の『桜の園』を書くつもりです。没落階級の悲劇です。もう題名は決めてある。『斜陽』。斜めの陽。『斜陽』です。どうです、いい題名でしょう。」 この言葉の通り、『斜陽』は大傑作となり「斜陽族」という流行語を生み、太宰治は一躍流行作家になりました。美しい滅亡に向けたかず子、お母さま、直治、上原二郎4人の力強くもはかない物語。気持ち悪いほど完成された作品のように思います。発表されて60年以上たった今でもまったく色褪せません。
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原作は3回ほど読んだ気がします。 冒頭のシーンで、お母様がスープを 食べるところの描写が好きです。
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