いちど尾行をしてみたかった の商品レビュー
面白い。 見知らぬ人のあとをただ尾行するルポ。 例えば、午前9時25分三軒茶屋で発見した見知らぬチョベリグプロポーションを持つ金髪美女を尾けた話。彼女は、電車に乗り午前10時頃高田馬場駅で下り高等学校に入った。「もしかして、英語の先生か?そうだとすると、大変なことになる。授業終了...
面白い。 見知らぬ人のあとをただ尾行するルポ。 例えば、午前9時25分三軒茶屋で発見した見知らぬチョベリグプロポーションを持つ金髪美女を尾けた話。彼女は、電車に乗り午前10時頃高田馬場駅で下り高等学校に入った。「もしかして、英語の先生か?そうだとすると、大変なことになる。授業終了まで待つとなれば、6時間以上待つことになる。冗談じゃない」と一人勝手に悶々とする。 著者はあとがきでストーカー疑惑を頻りに否定しているが、人間少なからず好奇心という名のストーカー気質を秘めているのではないか。多少の強弱と状況が真正ストーカーとの別れ道ではあるものの。 かく言う私も、一度だけストーカー紛いの事をした経験がある。会社帰りの電車の中で見つけた美人OLの後を家までつけて、住んでいる場所と苗字をゲットしたことがある。ただそれだけだが、疲れた。 そして、作者。この男、結構なワル。本書のあとがきに、コヤツが高校生の時「爆弾」というハードコアなエロ写真をクラスのマドンナに送り、さらに決行日入りのレイプ予告状を送り続け、電話でも「あと何日」とガチャ切りで脅かし続け相手を情緒不安定にさせたという、もはやいたずらの域を超えた非道ぶり。さらに、本文でも、数人で不良外人をスパナでボコボコにした話も出てくる。 良い子のみんなは、真似しないでね。
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ほとんどタイトルのまんまの内容であり、筆者が実際に交通人の誰か見つけて尾行した報告書のような文。(これは随筆?) そらまあ、はっきり言えばストーカーと変わらない、下品な作品なのだが読者にしてみればただの小説だって一人の人間を(作品によってはそいつの頭の中まで)覗きこんで楽しんで...
ほとんどタイトルのまんまの内容であり、筆者が実際に交通人の誰か見つけて尾行した報告書のような文。(これは随筆?) そらまあ、はっきり言えばストーカーと変わらない、下品な作品なのだが読者にしてみればただの小説だって一人の人間を(作品によってはそいつの頭の中まで)覗きこんで楽しんでいるのだから恥ずかしく思うのなら同罪だ。私は恥ずかしくない。 最後に本作品はフィクションです、なんて書いてあればこの作者を本気で尊敬したと思う。書いてあったのは言い訳だった。 というか特にオチなかったし逆にノンフィクションだと確信しただけだった。
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