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犯罪ホロスコープ(1) の商品レビュー

3.6

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2011/09/22

売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。そのマンションには、虻原もかつて所属していた劇団の主宰者が住んでいた。最近、その劇団の芝居を巡り、二人には感情のもつれがあったらしいのだが…。虻原は、寄稿した雑誌の最終回のコラムに不可解な俳句を二首、残していた。さらに「六人の女王...

売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。そのマンションには、虻原もかつて所属していた劇団の主宰者が住んでいた。最近、その劇団の芝居を巡り、二人には感情のもつれがあったらしいのだが…。虻原は、寄稿した雑誌の最終回のコラムに不可解な俳句を二首、残していた。さらに「六人の女王にたずねるがいい」という謎のメッセージが。はたして、俳句に隠された謎とは?(表題作)

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2011/05/05

12星座をモチーフにした短編集。 最初に星座の神話が紹介されてて お話しがそれにも擬えられてて面白かったです。 残りの6つも楽しみです♪

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2011/03/24

12星座を題材にして事件を描き、個別のロジックを用いて事件を解く手法はすごい。 ふたご座の話がむちゃくちゃ面白い。 後半もじっくり練ってください。

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2010/10/14

星座がモチーフになった短編推理小説集 まっとうで清く正しきホームレス・アリョーシャさんが殺された。彼にかけられたゴールデン・フリースのジャケットはなぜ現場から持ち去られたのか・・・「ギリシャ羊の秘密」 売れっ子ライターと劇団主宰者との確執。謎の俳句を読み解くと・・・「六人...

星座がモチーフになった短編推理小説集 まっとうで清く正しきホームレス・アリョーシャさんが殺された。彼にかけられたゴールデン・フリースのジャケットはなぜ現場から持ち去られたのか・・・「ギリシャ羊の秘密」 売れっ子ライターと劇団主宰者との確執。謎の俳句を読み解くと・・・「六人の女王の問題」 リゾートホテルに不似合いな客は、誰をゆすりにやってきたのか。ヒントはオーナー夫妻の過去の不幸・・・「ゼウスの子供たち」 容疑者は3人。殺された男の部屋にあったゴム手袋は何を語るのか・・・「ヒュドラ第十の首」 天性のオーラの持ち主だった女優が殺された。犯人を追う手がかりは、彼女に見劣りする蝶のピアスひとつで・・・「鏡の中のライオン」 都市伝説とミネラルウォーターダイエット。水中毒で死んだ女性と熱中症で死んだ男性の関係は・・・「冥府に囚われた娘」 今回は牡羊座から乙女座までの6つのストーリーです 相変わらず法月くんは沈着冷静に謎を解き明かしてますよ。 脳内メーカーやらMIXIやら、時事ネタが盛り込まれていたりするので、もっとずっと後になったら「うわ、これなつかしいよね~」と逆に懐かしく思い出しそう。 表題作に出てくる劇団は、作者の奥さまも指摘なさっていましたが、やっぱり劇団新☆感線を思い起こさせますね。 (じゃあロザムンド山崎は右近さんなんだろーか) 後半の6つはいつ出るんでしょ? なるべく早めに読みたいなぁ。

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2010/06/19

エラリィ・クイーンにならって「○○の謎」は良くあるけれど、犯罪カレンダーにならって犯罪ホロスコープとは憎い。星座にこだわるあまり若干強引な感じもいなめないけれど。「ゼウスの息子たち」は雑誌で問題編、解決編と分けて読んだ。かなりやられた。星座との絡みも秀逸。

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2010/01/17

星座にまつわる伝説をテーマにしたミステリ短編集。どれも「犯人当て」が楽しめる趣向ですね。おそらく二冊目も出るんだろうなあ。楽しみ。 お気に入りは「冥府に囚われた娘」。あとがきで書かれているとおり、ちょっと毛色の変わった作品ですね。犯人当てとしてはちょっと王道外れてるかもしれないけ...

星座にまつわる伝説をテーマにしたミステリ短編集。どれも「犯人当て」が楽しめる趣向ですね。おそらく二冊目も出るんだろうなあ。楽しみ。 お気に入りは「冥府に囚われた娘」。あとがきで書かれているとおり、ちょっと毛色の変わった作品ですね。犯人当てとしてはちょっと王道外れてるかもしれないけれど、意外な話で楽しめました。

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2011/09/09

 十二星座をモチーフにしたミステリ短編集で、私は双子座が一番おもしろかった。新聞で犯人あて懸賞小説を頼まれたときに書いたのがこれで、その後シリーズ化したのだとか。 本人もおっしゃってるように星座と絡めるのは無理がある作品もあるが、全体的にトリッキーで新本格のエッセンスの香りがする...

 十二星座をモチーフにしたミステリ短編集で、私は双子座が一番おもしろかった。新聞で犯人あて懸賞小説を頼まれたときに書いたのがこれで、その後シリーズ化したのだとか。 本人もおっしゃってるように星座と絡めるのは無理がある作品もあるが、全体的にトリッキーで新本格のエッセンスの香りがする。

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2009/10/04

初・法月綸太郎 初めて読む法月作品がこれってのは微妙チョイスだったと読み終わって思いました。笑 扉のところに著者自身が「プロフェッショナルな仕事」をするということを明言しているだけあって、ここまでギリシャ神話の星座の話に絡めたミステリィの構成は凄いと思う。さすがプロ! だけど一...

初・法月綸太郎 初めて読む法月作品がこれってのは微妙チョイスだったと読み終わって思いました。笑 扉のところに著者自身が「プロフェッショナルな仕事」をするということを明言しているだけあって、ここまでギリシャ神話の星座の話に絡めたミステリィの構成は凄いと思う。さすがプロ! だけど一番最初のゴールデン・フリースはなんだか強引なような気も…。 「作家の想像力を刺激する事件ですね」

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2009/10/04

ユーモアのある作家さんです。 ギリシャ神話(と、星座)をモチーフにした六つのミステリが収まっているとあれば読まないわけにはいかないでしょう。 父親が警視、息子は名探偵というところや「ギリシャ羊の秘密」というタイトル付けなど、巻末でも明かされているとおり、エラリー大好きですね。 そ...

ユーモアのある作家さんです。 ギリシャ神話(と、星座)をモチーフにした六つのミステリが収まっているとあれば読まないわけにはいかないでしょう。 父親が警視、息子は名探偵というところや「ギリシャ羊の秘密」というタイトル付けなど、巻末でも明かされているとおり、エラリー大好きですね。 そのほかにもパロディやオマージュといったものに満ちた作品で、「ギリシャ羊〜」に出てくる荒川、河童、金星人とくれば荒川アンダーザグラウンド。 さらに殺されたホームレスの名前はアリョーシャ。カラマーゾフももちろんですが、虚無への供物を思い出しました。 作品としての完成度をいえば、もちろん表題作「六人の女王の問題」が一番でしょう。あとは「ゼウスの息子たち」が好きだったかな。 というか、ほかは神話との結びつきが若干こじつけっぽい。 カストルとポルックス、ペルセポネー、ハデス、ヒュドラ。ギリシャ神話の中でも馴染みの強いキャラクターたちが登場してます。 父子はクイーン父子に比べるともちろん魅力は劣ります。 この短編集の中ではそうコミュニケーションはなかったからどうとは言えないけれど、「父親に頼まれたら協力してしまう息子」「息子の敬語口調」など、あきらかに重ねて書いている以上、互いに支えあうクイーン父子の関係性も取り入れて欲しかったな。 しかしまあ、四十を超える人の手によるものとは思えない、若い感性の、ユーモアに溢れた書でした。 今回はテーマ勝ち。ギリシャ神話をモチーフにしてればどんな本でも楽しく読めてしまうのがわたしの癖なので。 他の作品も読んでみてから決めたいですね。 この本は好きです。ちょっと欲しい。(ギリシャ神話のところだけ読み返したいから)

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2012/02/05

黄道十二星座とギリシャ神話をモチーフにした短編ミステリ集。 ?では、牡牛座〜乙女座までの6作品が収録されています。 著者自身が「気楽に読んで愉しめる、そして後にはいっさいなにも残さない、そんな娯楽奉仕に徹したミステリー集」を目指したと言うとおり、ミステリ以上でもミステリ以下でも...

黄道十二星座とギリシャ神話をモチーフにした短編ミステリ集。 ?では、牡牛座〜乙女座までの6作品が収録されています。 著者自身が「気楽に読んで愉しめる、そして後にはいっさいなにも残さない、そんな娯楽奉仕に徹したミステリー集」を目指したと言うとおり、ミステリ以上でもミステリ以下でもない、まっとうで端正なミステリ短編集そのものでした。 あえてストーリー性は薄く、mixiとか脳内メーカーとかハヤリの小物・シナリオ風の叙述を使って遊び心を演出。ポップで完成度の高いパズルに仕上がってます。 ロジックがきっちりしていて、読者に対してフェアなのはさすが。 後半戦も期待できそうです。 しかし、蟹座の化け蟹のエピソードは、いつ読んでも悲惨で泣ける。 蟹座=カマセ

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